セラミックの治療を後悔しないために伝えたいこと | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

セラミックの治療を後悔しないために伝えたいこと

セラミック治療と矯正治療どっちが良い?

今、セラミック治療に対する考え方が若い方を中心に大きく変化しているように感じます。

2022年秋、ある芸能人が前歯にセラミック治療をしたことが大きな話題となりました。
ご本人の「私には矯正治療をする時間はない」「矯正で歯並びが整う2年後まで待っていたら、芸能人生に間に合わないかも知れない」という主張を聞き、私(理事長)も納得できる部分がありました。

もちろん矯正でご自身の歯を動かし、健康な歯で自然な笑顔を手に入れることも理にかなった治療方法ですが、セラミック治療でご希望のポイントを優先し、理想の笑顔を手に入れることも1つの方法です。

患者さまによって優先したい事項は異なります。歯科医師が「この治療は良くない」と一方的に決めつける時代ではなくなりつつあります。

歯科医師は患者さまのバックグラウンドを理解し、セラミック治療の利点と欠点を詳細に説明し、患者さま自身が治療方法を選択する時代に入っていると考えています。

したがって、どんな些細なことでも、担当医との対話がとても重要になります。セラミック治療を後悔しないためにも、患者さまにしっかりと向き合う担当医との出会いが後悔しないための重要なポイントです。当院では、患者さま一人ひとりに最適なセラミック治療を提案することに重きをおいています。治療方法を一方的に押し付けるのではなく、口腔内の模型(WAX UP)などを使って視覚的に説明し、患者さまの理解を深めながら治療を進めていきます。

セラミックの恩恵

セラミック治療をおすすめしたい患者さま


  1. 患者さまその①

    プラスティックの詰め物が多く入っており、変色や進行した虫歯が生じているため大幅な再治療が必要な方

  2. 患者さまその②

    過去に治療した保険の差し歯が、変色したり虫歯が生じているため再治療が必要な方

  3. 患者さまその③

    虫歯が進行しており、神経の治療のために土台や被せ物の治療が必要な方

  4. 患者さまその④

    歯の欠損があり、ブリッジなどの被せ物治療が必要な方

慎重に治療方法を検討すべき患者さま


  1. 患者さまその①

    虫歯治療などで一切歯を削ったことがない方

  2. 患者さまその②

    見た目の改善だけを目的にセラミック治療をご希望の方

  3. 患者さまその③

    矯正治療とセラミック治療で迷っているが、治療期間を懸念している方

  4. 患者さまその④

    費用的問題で、保険の差し歯で見た目の改善を検討している方

  5. 患者さまその⑤

    歯の神経治療を必要とするセラミック治療をご希望の方

  6. 当院では、上記のような内容でお悩みの患者さまにも丁寧にカウンセリングいたします。メリットとデメリットを把握し、ご納得の上で治療方法を選択いただくことを大切にしております。

見た目の気にならないマウスピース矯正

マウスピース矯正で用いるマウスピースは、他人が気付かないくらい薄いものです。

矯正装置の装着が不要という点は大きなメリットと言えるでしょう。一方、通常の矯正よりも長い治療期間が必要である点、大きく歯を動かすことは難しく、どなたにでも適応できるわけではないという点が難点です。

マウスピース矯正が登場した当初は私も素晴らしい治療方法だと思いましたが、歯を動かせる範囲が限られているため、適した歯並びの患者さまに対して行うことが肝要と言えます。

避けるべきセラミックとは

保険が適用される選択肢として、CADCAM冠(ハイブリッド型コンポジットレジンブロック)があります。

当院では日本補綴学会の診療指針に基づき診療を行っております。

以下、公益社団法人日本補綴歯科学会 医療問題検討委員会「保険診療におけるCAD/CAM冠の診療指針 2020」

引用元:公益社団法人日本補綴歯科学会

・小臼歯の単冠症例:適切な保持形態、抵抗形態を付与でき、過度な咬合圧を回避可能な症例。

・大臼歯の単冠症例:上下顎両側の第二大臼歯が全て残存し、左右の咬合支持を有し 過度な咬合圧が加わらない第一大臼歯。ただし金属アレルギー患者では全ての大臼歯。

・前歯の単冠症例:適切な保持形態、抵抗形態を付与でき、過度な咬合圧を回避可能 な症例。
指針に示されている通り、 CADCAM冠は前歯以外の部位においても歯ぎしり・食いしばりなどにより過度な咬合圧のある患者さまは避けるべきでしょう。また、無理な方向や形への変更には不向きです。

そのため、前歯の見た目の調整や向きを目的でのCADCAM冠の使用は避けた方が良いと考えます。

渋谷歯科のセラミック治療の魅力

歯科医師としてではなく専門医として

歯科医師としてではなく、補綴(ほてつ)専門医として診査・診断します。

セラミック治療をして問題ないか?あるのか?の判断やアドバイスを専門的な立場で行う点が1番我々の歯科医院に通って頂ける利点だと思っています。

詳しい説明

渋谷歯科ではセラミック治療に関して、より詳しく説明するために最新機器と精密機械を導入しています。

・CT
・フェイスボウ
・咬合診断器
・診断用WAXUP(1歯1,100円)

患者さまの口内(歯)の情報を詳細に取得することで、最善で最適な提案が可能になります。

メリット・デメリットの説明

一部の歯科医院では、メリットの説明に多くの時間を割くことがありますが、まる歯の歯科医院では患者さまにデメリットもしっかり伝えます。
セラミック治療に対する理解や知識を深めていただくよう専門用語を極力使わずに意識し、納得いただいたいうえでセラミック治療の開始を目指しています。

セラミック治療後の説明

セラミック治療は、治療後のメンテナンスを必要になります。
セラミックをセットした後に定期的な検診、ナイトガードの使用の重要性をしっかりと伝えます。

セラミック治療を後悔しないために

多くの患者さまが、セラミック治療を受けて後悔しないために、渋谷歯科ではメンテナンスやナイトガード、セラミックの寿命が長く保つ秘訣など含めて説明いたします。
セラミック自体には、寿命があり、寿命を1年でも長く伸ばすためには、メンテナンスはとても大事なことです。

多くの患者さまがセラミック治療のあと、後悔しないために様々なサポートをいたします。

セラミックの寿命

まとめ

セラミック治療の歴史は、どのように差し歯(被せ物)を綺麗に自然に見せるのか?が課題でした。

精度を上げるにはどのようにすれば良いのか?と補綴(被せ物)の世界で切磋琢磨されてきました。

メタルボンドセラミック(裏側を金属で補強したセラミック歯)が世の中に出て金属のキャップの上にセラミックを盛り上げる手法が長く主流でした。近年ではe-max(セラミック素材)が世の中に出てセラミックだけの金属を使用しない被せ物が登場したことにより、より自然な被せ物としてセラミック治療に用いられています。

しかし、硬さが天然の歯に近くても割れる・欠けるということがあり、ジルコニアセラミックが世の中に登場します。登場した当初は「硬すぎる」という理由から医院での採用を控える歯科医師もいましたが、改良が繰り返され、しっかりと研磨をするなど一定の条件のもと適度な「硬さ」を実現することができ、ジルコニアセラミックを知用に採用することが多くなりました。

渋谷歯科では、このようなセラミックの歴史的な背景や経験をもとに患者さまに合った治療方法をご提案しています。セラミック治療に興味がある方や、「歯」に関するお悩みや困りごとがある方は、お気軽に渋谷歯科にご相談ください。

動画で理事長が解説

セラミックのデメリットについての説明動画を用意いたしましたので、ぜひご覧ください。

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