セラミック矯正で後悔した方・したくない方 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

セラミック矯正で
後悔した方・したくない方

歯を抜いて
セラミック矯正で後悔!

セラミック矯正では、歯を抜く事があります。歯を抜いてセラミックブリッジで治療をした際は、もう抜いた歯を元に戻すことはできません。セラミック矯正を選択される患者さんは、若い方が多いですので、その後少なくなった歯でブリッジを支えていかなければなりません。
その覚悟ができていて歯を抜歯したのであれば、今まで歯ブラシの倍の時間をかけて歯を丁寧に磨く必要がありますし、夜間の歯ぎしりや食いしばりを防ぐためにナイトガードの装着は、マストになります。

歯ぎしりとは

セラミック矯正をされた方

もう歯を抜いてセラミック矯正をされた方は、これからどのようにしてセラミックを維持していくのか?セラミックの寿命を伸ばすのか?を考えなければなりません。
私がセラミックを維持していくために必要な内容は、1番毎日の歯ブラシ・歯間ブラシ・フロス、2番歯科医院での定期検診・クリーニング、3番ナイトガード装着になります。確実に上記の3つを行うことでセラミックの寿命が伸びますので、是非、継続して行ってみてください。

歯のクリーニング

検討中の方

まだ歯を抜いておらずセラミック矯正を考えている方は、一度足を止めて考えてみましょう。歯の矯正を行うのは、確かに時間はかかりますが、歯を抜く必要がありません。歯の矯正でも場合によっては、歯を抜く必要がありますが、歯の左右上下のバランスを考えての抜歯になりますので、セラミック矯正の抜歯とは訳が違います。
歯の矯正は2年かかりますが、抜歯と比較して時間的な問題や将来まで考えて治療の選択をする必要があります。また、最近では目立つ矯正装置ではなく、マウスピース矯正で改善できるケースも増えてきていますので、まずは、矯正相談も行ってからセラミック矯正での抜歯を決断してもよろしいかと思います。

矯正歯科

抜歯前をする前に!

歯の抜歯を審美目的で考える際は、非常に良く考えてください。また、審美目的でそもそも噛んでいない!機能していない!などと特殊なケースの場合は、積極的に抜歯を勧める歯科医師もいらっしゃり、それ自体問題がない場合もあります。
そのため、なぜ?抜歯する必要があるか?を判断しなければなりません。この判断は、患者さんでは難しいので、1つの歯科医院だけではなく2つの歯科医院で話を聞いてから抜歯しても遅くはないと思います。

歯の神経をとって
セラミック矯正で後悔!

歯の神経をとってセラミック矯正をされた場合、確実に歯が割れやすくなります。これは、歯根破折と呼ばれ歯の神経がある歯に比べて歯の神経をとった歯は、割れる可能性が高くなります。
歯の神経を取らなければならないケースは、歯の傾斜が極端な場合、歯を大幅に削る場合、余程の出っ歯の場合、歯の並びに凹凸がある場合になります。
そもそもですがこのような場合にセラミックを被せると歯の長軸方向ではない方向へ力が加わりやすいので、歯の破折も起こりやすくなります。

なぜ、私はこんな事まで患者さんに伝えるかと言うと行う前から患者さんに知っていて欲しいんです。セラミック矯正で歯の神経を取る必要がある場合は、歯根破折が起こりやすくなるので、ナイトガードの装着はマストになります。ナイトガードで夜間の歯ぎしり・食いしばりを緩和するだけで、セラミックの寿命は、格段に長くなります。

歯ぎしりとは

前歯は特に要注意

この内容を知らずにセラミック矯正をすることは、危険になります。歯の神経をとる=ナイトガードの装着となることを患者さん全員が理解して頂きたいと思います。歯根破折した場合、運が悪く真っ二つに割れれば抜歯するしかないです。
歯を抜歯した場合は、前歯ですとブリッジ・インプラントの選択肢になります。ブリッジとなるとまた荷重負担が気になりますので、他の歯を失う可能性が高くなります。いずれにしてもナイトガードの装着は必須になりますね。

歯を削る
セラミック矯正で後悔

セラミック治療をする場合は、大なり小なり歯を削ります。虫歯で歯を削るのは、日々の歯ブラシを怠った結果ですのでしょうがないかもしれませんが、見た目を改善するセラミック矯正で虫歯でもない歯を削ることを後から後悔される方がいらっしゃいます。
まだ歯を削っていない方は、一度削ってしまった歯は元に戻すことはできませんので、一度良く歯を削ることによるリスクを理解してから、治療の決断をされることをおすすめします。

歯を削ると?

やはり天然の歯が1番強いんです。そう考えると虫歯でない歯を審美目的で削るのは、勿体無いと考えて然るべきかもしれません。

最近、ジルコニアセラミックが登場したことにより以前に比べて歯を削る量が少なくなりました。ジルコニアセラミックは、非常に硬いセラミックなので強度があるため削る量が少なくて済む訳です。
ジルコニアセラミックが登場したことにより、我々歯科医師の歯を削ると言う概念も変わりました。ジルコニアセラミックのように削る量が少ないのであれば、そこまで歯を削ることに罪悪感を感じなくても良いのではともなってきています。

もともと歯の着色を治すために歯を削ってセラミックにする場合は、中の歯の色を消すために、ジルコニアセラミックであれ、ある程度歯を削る必要がありますが、普通に削って被せ物という程度であれば削る量は極端に少ないです。
ジルコニアの欠点は、色が単色で機械が削り出すので、加工するのが難しいといった点がありましたが、色もステイニングやそもそもの削り出すディスクが豊富に発売されて満足の行く結果が出やすくなりました。

セラミック治療で虫歯になる?

セラミック矯正後から
肩や首がこって後悔

セラミック治療を開始してやっと終わったと思ったら、その後、首や肩が凝るようになり、しまいには頭痛もひどくなったという患者さんの相談を受けたことがあります。

セラミック矯正にて出っ歯やかみ合わせを大きく制限した場合に、肩こりや首がこる現象が発生することがあります。これは、人により顎を動かすパターンがありますので、それを制限するようにセラミック矯正を行うと顎や首や肩の他の部位に症状が出てきます。

また、直ぐにこのような症状が発生すれば良いのですが、時間が経ってから症状が出る場合もあるので何が原因であるか?を見つけるのが困難になることがあります。
このような場合に、セラミックを外して噛み合わせの改善や修正が必要になります。

セラミック矯正後に
割れて・欠けて後悔

セラミック矯正をしてしばらくなんともなかったが、朝起きたらセラミックがかけていた。もしくは、ご飯を食べていて柔らかい物なのにセラミックが欠けた。セラミックはジルコニアでも欠ける割れるんですか?はい、欠けます!

上記でも記載しましたが、セラミック治療を行なった全ての患者さんに夜間のナイトガード装着はマストです。これは、私が長年セラミック治療を行なってきて1番大切だと思っている事になります。
多くの患者さんは、セラミック治療で大なり小なり現在の天然の歯より大きさや位置や角度が変わっていますので、歯ぎしりや食いしばりなどの強い力には、敵いません。そのため、欠ける・割れるという現象が起こります。これは、前歯でも奥歯でもセラミック治療を行なった場合は、ナイトガードは必須になります。

歯ぎしりとは

まとめ

そもそもセラミック矯正は、凸凹に並んでいる前歯をセラミックで一列でキレイに仕上げる治療になるので、無理が生じることがあります。矯正をして歯を一列にキレイに並べるのと違って、セラミック矯正は、根はあちこちを向いているのを上のセラミックで一列にとめているわけですから、無理が生じるわけです。

その無理を少しでも少なくするために歯を多く削ったり神経を取ったり、列からあまりにも逸脱する歯を抜歯したり、歯の厚みを増したり薄くしたり創意工夫をしてキレイにセラミックで並べているわけです。
となると初めから無理が生じるとわかっているならば、時間がかかっても歯列矯正をすれば良かったと思うかもしれませんし、無理が生じるならナイトガードをきちんと装着しなければと思うかもしれません。

セラミック矯正は、歯列矯正に比べて時間的に大きなメリットがありますが、初めから無理を生じる治療ですので、ナイトガードや定期検診やクリーニングや日々の歯ブラシがどれだけ重要になるのか?をご理解されてから受ける治療となります。
また、元々のかみ合わせがくるってしまった。元々被せ物が入っていた場合も同じような事が言えますので、ご理解の程よろしくお願いします。

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