前歯の白いかぶせ物が保険で! | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

前歯の白いかぶせ物が
保険で!Ceramic

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前歯のCADCAM冠

今までこんなことで
悩んでいませんでしたか?

  1. セラミックをかぶせたいけど
    費用がかかる。
  2. 金属が見えるので
    大きな口を開けて笑えない。
  3. 保険で前歯のかぶせ物を
    入れたけど、歯ぐきが黒く見える。
  4. 保険の前歯のかぶせ物は、
    歯が暗く見える。
  5. 前歯から金属の味がする。
  6. 他の天然の歯と全然違う。

9,000円で金属を
使用しない前歯が手に入る?

2020年9月1日より、小臼歯(前から数えて4番5番目の歯)や大臼歯(前歯から数えて6番7番目の歯)の一部で使用可能になったCADCAM冠が前歯(前から1〜3番目の歯)でも使用可能となります。

価格は、歯を削ってかぶせるまでで9,000円(3割負担)となりますので、セラミックの歯のおよそ1/10の価格になります。非常にお得感がある値段だと思いませんか?

前歯へCADCAM冠で大丈夫?

1番心配なのは、強度ですね?前歯なので欠けたり割れたら目立ってしまいます。CADCAM冠の強度は、正直心配な点になります。セラミックや今までの保険の前装冠に比べると強度が落ちますので、安心感が欲しいのであれば、強度があるセラミックやジルコニアか見た目を我慢して保険の前装冠という選択肢になります。

見た目は、どうなのかとなると今回保険で認められたCADCAM冠は、以前のCADCAM冠よりもグラデーションのある自然感が強いかぶせ物になります。

そのため、保険の前装冠に比べると金属を使用していない分自然感は出ると思いますが、セラミックのように天然の歯に近い色は出せないです。

前歯のCADCAM冠は、どれくらい持つの?

保険のかぶせ物は、2年間で作り変えが可能ですので、だいたいそれくらいが寿命と考えて良いかと思います。セラミックの場合、約10年はもつと言われていますので、だいたい1/5くらいの寿命ですね。

長いのか短いのか?と考えると2年ごとにCADCAM冠で前歯をやり変えるとなるとその度に少し歯が削られていきますので、セラミックを1本入れるに対して5本やり変えることになりますので、だいぶ勿体無いですね。

セラミックの寿命

CADCAM冠の適応範囲

前歯から数えて4番5番、そして7番目の歯が4本全部残っている状態で6番目の歯にCADCAMが適応となっていました。

2020年9月1日より、上下前歯の12本も適応範囲となりましたので、皆さん、お知りおきを…。付け足しですが、金属アレルギーで医師の診断書がある患者さんは、7番目の歯が4本そろっていなくても6番7番にCADCAMを装着することができます。

CADCAM冠は金属アレルギーが減る

今まで日本人は、写真を撮ると銀歯がキラッと光っており、外国の方からはなぜ?と思われることが多かったですが、前歯にCADCAM冠が適応されることにより、28本中24本が白いかぶせ物を入れることができますので、銀歯でキラッと光る方が少なくなるのではないかと思います。

また、そもそも金属をお口の唾液の中にずっとさらしておくと金属イオンの流失がずっとおこることになりますので、金属アレルギーの原因になりやすいです。その点から考えても、お口の中に金属を入れないという治療の選択肢が増えたので安心感が増えましたね。

セラミックの恩恵

CADCAM冠の症例

年齢・性別 20代男性
主 訴 虫歯がある
適応するプラン 歯の神経の中から
治療し、かぶせ物を
装着する
虫歯の範囲 歯の神経まで
達する虫歯
治療回数 3〜8回
治療費用 神経の治療 
1回あたり
数百〜数千円/
被せ物 7,200円
(保険内・3割負担)
治療内容 左下の歯のプラスチックのつめ物の下が虫歯で、噛むと痛いという症状があった。
歯の神経まで達する虫歯のため、根の中を4回かけて症状がなくなるまで清掃。
防腐剤をつめて神経の治療は終了した。
その後、歯の土台を立てて白いかぶせ物(CAD/CAM冠)を装着した。
リスク・副作用 プラスチック製なので、経年的に変色します。また、削れやすく割れてしまうことがあります。噛む力が強い方には適用できません。

まとめ

前歯のCADCAM冠は、金属を使用しないためレジン前装冠に比べればメリットは多いですが、問題は強度になりますね。セラミックに比べて強度や硬さがないために、現在の歯の位置を変えることや形を変えることは難しいです。
なので現在の歯の形・位置でかぶせ物をしたり、レジン前装冠をCADCAM冠に置き換えたりする事は可能ですが、それ以外に歯の形・位置・色を修正することは、まだまだ難しい材質だとお考えください。

今後の材料の進歩にも期待ですが、材料が進歩して現在のCADCAM冠ですので、それ以上の材質となるとセラミックになると思います。

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