入れ歯安定剤の正しい使い方

入れ歯安定剤の正しい使い方

入れ歯の裏打ちもできないの?

この情報は、歯科医師自らが書いている情報となり、ライターなどが書いた情報ではありませんのでご安心ください。

さて、入れ歯安定剤に関して、たくさんの質問が来ている中で、入れ歯安定剤の間違った使い方をされている患者さんが多くいらっしゃいますので、ここで入れ歯安定剤の正しい使い方や間違った使い方に関して、お伝えしたいと思います。

毎日入れ歯安定剤を外してから寝るって本当?

入れ歯が作られる6工程のまとめ出っ歯とは上の前歯、ないしは上下の前歯が前に大きく傾いている状態のこと。

ある患者さんから、こんな事を言われました。

患者様

入れ歯安定剤は、毎日、外す必要があるんですか?

思わず「えっ?毎日外さないんですか?」と逆に聞き返してしまいました。

私は、こんな事を患者さんに伝えました。

Dr.

◯◯さん、お口の中ってお尻よりも汚いって知っていましたか?

患者様

えっ?先生!そうなんですか?
私は、てっきりお口の中は、非常に清潔だと思っていました。

Dr.

口の中は、細菌だらけなんです。そのため、入れ歯安定剤を1日使用しただけで、入れ歯安定剤も細菌だらけです。そのまま次の日も使用したら細菌を飲み込んでいるということになります。非常に体にとって良くないですよね。

患者様

そうなんですね。入れ歯安定剤の説明書には、2日から3日は、使用できるって書いてありましたが・・・。

Dr.

物性的には、2日から3日は持つという意味で、細菌がついて汚いとは、通常書きませんよー。

患者様

そうなんですね!とほほほー。

・・・こんな会話をしたことを覚えています。

高齢者に多い「誤嚥性肺炎」

入れ歯が作られる6工程のまとめ80歳以上の方の死因第3位は、肺炎です。この肺炎のほとんどが誤嚥(ごえん)性肺炎だそうです。

誤嚥性肺炎の原因は、入れ歯に付着した細菌が原因だと言われていますので、入れ歯安定剤を除去して入れ歯洗浄剤につけて就寝されることは必須です。

入れ歯に付着した入れ歯安定剤に付着した細菌は、あなたの命おも失いかねない存在であることを忘れないでください。

長期間使用していると歯茎が痩せてくるって知っていましたか?

入れ歯が作られる6工程のまとめえっ?長期間使用しちゃダメなの?私は、もう彼此1年以上入れ歯安定剤を使用していますが、何も問題ないですよ!という患者さんもいらっしゃいました。

問題ないですかー?ということで、お口の中と入れ歯を拝見してみると入れ歯の中は、入れ番安定剤でびっしりで、入れ歯というより入れ歯安定剤が食べ物を食べている感じでした。

入れ歯が合わないので、入れ歯安定剤を使用していたと思われますが、合わない入れ歯を使用していると入れ歯安定剤を使用していても骨がやせてしまいます。

するともっと入れ歯が合わなくなります。このことを知らない患者さんがほとんどです。

入れ歯安定剤が、逆効果となり歯茎が痩せてしまうという、灯台下暗し的な使用方法は控えましょう。

えーーー!この入れ歯安定剤は、金属の入れ歯に使用してはいけないの?

入れ歯が作られる6工程のまとめ入れ歯安定剤の中には、金属に使用できない性質の材料があります。これを使用することで、金属が変色したり、錆たりすることがあります。

入れ歯安定剤は、入れ歯洗浄剤と違って、なんでも使用して良いとお考えの患者さんが非常に多いのも事実になります。

クッションタイプのタフグリップやさわやかコレクトは、金属を用いた入れ歯に使用することができません。

つまり、クリームタイプ・粉末タイプの入れ歯安定剤でなければ金属に使用できません。

入れ歯安定剤がはみ出たら、その部分を拭い取るって知っていましたか?

入れ歯が作られる6工程のまとめ入れ歯安定剤がはみ出ていることすら知らない患者さんがいらっしゃいます。

入れ歯安定剤がはみ出たままとなっているとそれが原因で、痛みにつながってしまう場合があります。頬や舌の動きを阻害してしまうからです。

また、クリームタイプの入れ歯安定剤は、食事の際に溶け出しきますので、しっかりと外側にはみ出た入れ歯安定剤を除去しておきましょう。

よく入れ歯安定剤を除去しないで来院される患者さんに、多いのが、入れ歯安定剤が、歯に付着しているパターンです。

クリームタイプの入れ歯安定剤は、細菌が付着しやすいので、歯周病や虫歯にもなりやすくなります。

クリームタイプの入れ歯安定剤は、お湯につけると溶けるって知っていましたか?

入れ歯が作られる6工程のまとめクリームタイプの入れ歯安定剤は、お湯で溶けます。そのため、食事の際に気をつける必要があります。

スープや温かい液体を飲んだり食べたりする際は、気をつけないと入れ歯安定剤が流れて、見た目も悪く、せっかくの食事も楽しめないといった事態が起こります。

食事により、入れ歯安定剤の種類を変更するのも1つの方法です。お湯でも溶けないのは、クッションタイプの入れ歯安定剤になります。

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