入れ歯が壊れた時の対処方法 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

入れ歯が壊れた時の
対処方法Dentures

入れ歯が壊れた時

皆さん、入れ歯が不運なことに壊れてしまい、非常に困ったことなどありませんか?

患者さんより電話があり、入れ歯が壊れてしまったんだけど出先で、行くことができないんだけど、なんとかならないか?ということがあります。基本的に歯医者にいらしてもらわないと治すことができませんが、応急処置として対処法を教えることができますので、お伝えしたいと思います。

入れ歯の歯が欠けて、当たって痛い

よくあるパターンを説明しますね。入れ歯を洗面台で洗っていたのだけれども、シンクに水を張っていなかったので、入れ歯を落として、歯が欠けてしまった。ほとんどの患者さんが、入れ歯を洗っている時に落として、入れ歯が欠けたり、割れたりすることが多いです。

まず、入れ歯の歯が欠けた場合は、欠けた歯もしっかりと探してとっておいてください。入れ歯を保険で作成した場合は、6ヶ月間は同じ歯科医院で作成することができません。

そのために、欠けた歯も探してとっておくと歯科医院でくっつけて修理することができます。要らないかと思って捨ててしまったという患者さんもいらっしゃいますが、とっておくと修理の時に役に立ちます。どうしても見つからない場合は、しょうがないですが、それ以外は、発見してとっておきましょう。

それでは、入れ歯の歯が欠けて、当たって痛いときですが、ヤスリまたはサウンドペーパーを準備します。大きく丸める必要はありません。角を落とす程度で構いませんので、軽くこすって角を落としましょう。あまり、落とし過ぎてしまうと歯科医院で欠けた欠片を元に戻すことができません。

入れ歯が、真っ二つに割れてしまった

入れ歯が二つに割れてしまう場合は、総入れ歯に多いですね。プラスティックの素材でできているために、硬い床や洗面台のシンクに落としてしまうと入れ歯が真っ二つに割れてしまいます。

きれいに真っ二つに割れている場合は、歯科医院で修理することができますので、そのままお持ちになってもらうのが1番ですが、夜や外出先ではなかなか難しいですよね。そんな時は、アロンアルファーと清潔なティッシュを準備します。

まずは、入れ歯が元に戻るかどうかをチェックします。もし、戻らないようであれば、無理に戻すのは諦めましょう。戻るようならば清潔なティッシュで入れ歯を乾燥させるように拭きましょう。しっかりと乾燥できていないとすぐにまた割れてしまいます。

乾燥させたら、片方の入れ歯に瞬間接着剤アロンアルファーをつけて、片方は、戻す面を濡れティッシュなどで、濡らしておきます。それから戻すとなんと瞬間でくっつきます。これは、アロンアルファーを瞬間でくっつける隠れ技になります。

しかし、一度くっつけても口の中に入れて、何かを噛もうとした瞬間にまた割れてしまいますので、ご注意ください。つまり、修理できても見た目だけになりますので、最終的には、歯科医院で修理をしなくてはなりません。歯科医院で修理した場合でも、割れた部分からまた割れてしまうという現象が起こります。

入れ歯のバネが折れて
唇に当たって痛い

入れ歯のバネは、金属かワイヤーを曲げたものなります。そのため、折れてしまうとそのガサガサな部分が頬や唇に当たり、痛みの原因となります。

そのような場合、サウンドペーパーやヤスリで丸める必要があります。あまりやり過ぎてしまうと逆に尖ってしまいますので、ご注意ください。折れたバネをそのままにしておくと入れ歯が傾いたり、バネをかけている歯に変な力が加わりますので、早めに歯科医院で治してもらいましょう。歯の型を採って、バネを作成してから入れ歯に組み込むという方法もあります。

入れ歯にヒビが入ってしまった

入れ歯を何らかの拍子に落としてしまい、ヒビが入ってしまった。こんなケースもよくあります。ヒビが入っているので、噛むとその隙間に歯肉を挟んでしまい痛いという場合です。

この場合、瞬間接着剤アロンアルファーと乾いたティッシュと濡れティッシュを準備しください。ヒビの入った入れ歯を乾燥したティッシュで拭きあげます。その後、片方にアロンアルファーで、片方を濡れティッシュで濡らします。ヒビを元に戻すと瞬間でくっつきます。もし、ヒビの面積が小さい場合などは、アリンアルファーを爪楊枝につけてから、入れ歯の面に塗るのも一つです。

歯科医院で修理する場合は、どうしてもヒビの入ったライン上が厚くなりますので、違和感を訴える患者さんがいらっしゃいます。

入れ歯の歯が取れた

歯がとれる部位として多いのは、前歯ですね。落とした時にぶつかりやすいという点からです。どうしてもですが、落とすと入れ歯の角や前歯が地面にぶつかりやすいので、取れやすいですね。

この場合、瞬間接着剤アロンアルファーと乾いたティッシュと濡れたティッシュを準備します。

入れ歯と取れた歯を乾いたティッシュで拭きあげます。汚れていたり、水分が付いていない状態に仕上げましょう。入れ歯にアロンアルファーを適量塗ります。歯の方は、濡れティッシュで戻す部分のみを湿らせてから、元に戻します。するとしっかり固まります。

歯科医院で修理する場合は、入れ歯の歯だけを注文しておいて、新しい歯に置き換えるという方法をとることもできます。入れ歯の修理をするなら、やはり入れ歯の技術に長けた歯科医院が良いですよね。

入れ歯の上手な歯医者さんの見分け方
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