安定剤が必要ない入れ歯 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

安定剤が必要ない
入れ歯Dentures

入れ歯安定剤が
必要ない?

あなたは、入れ歯安定剤を使っていますか?毎日入れ歯安定剤を使用するのは大変ですよね。クリームタイプの入れ歯安定剤は、洗浄したり除去したりするのがとても億劫です。

入れ歯安定剤の弊害は複数ありますので、できれば入れ歯安定剤なしで「毎日入れ歯を装着し、外して入れ歯洗浄剤につける」という生活を送りたいものです。

本ページでは入れ歯安定剤を使用する理由別に、具体的な解決法をご紹介します。

入れ歯安定剤を使わざるをえない理由

当院にいらっしゃる患者様が入れ歯安定剤を使用する主な理由の多くは、下記のような理由です。

下記のような症状を和らげるために使用されるのですが、実際使ってみると様々な問題が出てきます。

入れ歯安定剤の弊害

  1. 入れ歯安定剤を使用すると咬み合わせの高さが変わる。
  2. 入れ歯安定剤を使用することで、歯茎が痩せる。
  3. 入れ歯安定剤を長期間使用することで、顎の骨まで吸収してしまう。
  4. クリームタイプ・パウダータイプの入れ歯安定剤は、取れにくいので、周りの歯についてしまうと虫歯や歯周病の原因となる。
  5. 入れ歯安定剤を連続使用すると、残った入れ歯安定剤が口臭の原因となる。

入れ歯安定剤を
使用しなくても済む方法

入れ歯の見直し

入れ歯安定剤をなるだけ使用しないためには何ができるでしょうか?

・・・それは、入れ歯の見直しです!

患者様の現状に最適な入れ歯にすれば、不具合なく、入れ歯安定剤が必要なくなります。それではこれより、入れ歯安定剤を使う理由別に、具体的な見直し内容をご紹介します。

  1. 痛くて噛めない 「痛くて噛めない入れ歯」とは「入れ歯を装着して、物を咬んでいるわけでもないのに入れ歯が痛い!」・・・このようなケースです。

    入れ歯の装着の時点で痛みが強い場合は、入れ歯と歯肉が合ってないことが考えられます。これは、型採りの段階のエラーが出ているので、入れ歯を型採りより、作り直してあげることで問題が解決します。
  2. 笑うと外れ、大きな声で笑えない 笑って外れるということは、上の入れ歯の後ろの部分より空気が入り、入れ歯が外れてしまう現象がこるので、皆さん、入れ歯安定剤を使用するわけです。ということで、後ろの部分より空気が入らない入れ歯を作成すれば良いわけです。上アゴの後ろの部分を後縁と呼びますが、ここに空気が入らないように、工夫をしてあげれば良いわけです。

    渋谷歯科では、この後縁の部分にダムのような堤防を作り、空気が入らない工夫をしています。
  3. 入れ歯が動いてしまう 入れ歯は、動くものだ!と思っている患者さんがほとんどです。確かに動きますが、ある程度、入れ歯の動きは、制限できます。特に上あごの入れ歯は、吸着を出しやすいために、ほとんど動かない状態まで、持っていくことができます。問題は、下あごですね。

    下あごには、ベロ(舌)がありますので、どうしても咬んだり飲んだり喋ったりすると入れ歯が動いたりします。入れ歯に慣れてくると自然とベロ(舌)で入れ歯を抑えれるようになりますが、そこに行くまでが大変です。となると本当に動かないようにするには、下あごにインプラントなどの支柱を立てて、入れ歯とインプラントを磁石やクリップやボタンなどの装置で動かないように固定する方法があります。この方法ですと入れ歯の動きを制限できます。
  4. 歌を歌えない 4番の笑って外れない入れ歯に近いですが、歌を歌う時に、外れるのが怖いという患者さんがいらっしゃいます。合唱クラブに所属していて、歌を歌う前に、いつも入れ歯安定剤のクッションタイプをつけてから歌うそうです。

    大きな声を入れ歯が外れるのを気にせずに出したい。これは、本当の願望ですよね。そう!そのために、渋谷歯科では、入れ歯の後縁の部分に、特殊なダムを作り空気が入らないような工夫をします。
  5. 発音しづらい 人間が喋る際に、必ず舌を使って発音します。入れ歯で発音しにくいという場合は、入れ歯の厚みが厚い・薄いの問題があります。

    どうしても初めての入れ歯の場合は、慣れていないこともあり、発音がしにくいという現象が起こります。また極端に入れ歯の厚みが厚い場合や薄い場合は、入れ歯の厚みを調整することもできます。
  6. 食べ物が詰まる 良く食べ物が入れ歯との間に詰まってしまい、咬むと痛くて咬めないという場合があります。人前なので、取り出して洗うわけにもいかない。こんなことありませんか?おせんべいなども間に詰まると痛くて噛めない。入れ歯の形がお口の中の筋肉や粘膜とマッチしていない場合に、食べ物が詰まるという現象が起こります。

    保険の入れ歯は、粘膜や筋肉とのバランスを考えて作られていない場合も多く、なかなか食べ物が挟まらないようにすることができません。このような場合は、粘膜調整剤を利用して粘膜や筋肉の動きを印記して入れ歯の粘膜面を変えることで対応することができます。
  7. ちょっとした衝撃で落ちる プールで泳いでいる際に、水が入ると入れ歯が落ちてしまうので、なんとかして欲しいという要望がありました。患者さんは、普段は入れ歯安定剤を使用しないが、プールの時は、入れ歯との間に水が入ってしまい入れ歯が落ちてしまうので、落ちないように入れ歯安定剤を使用するそうです。

    いろいろと頭を悩ませた結果、こればかりは、いくら入れ歯改良しても無理でしたので、インプラントを2本埋入させていただき、水が入っても簡単に外れないインプラントタイプの入れ歯とさせていただきました。長いこと入れ歯をつくってきましたが、初めての経験でした。
  8. 口の中に当たり不快 入れ歯が咬むと当たって痛いという患者さんがいらっしゃいました。入れてるだけなら痛みはないが、咬んだり食べ物が入ると痛くて咬めないというケースになります。そのため、痛みのある箇所に入れ歯安定剤をつけてご飯を食べているそうでした。咬むと痛い!つまり、咬み合わせがあっていないということになります。

    この場合は、咬み合わせの調整を行うことで、解決をすることができます。渋谷歯科では、リマウント法という方法で、咬み合わせを調整し、咬める状態にしています。50%くらいの患者さんは、この調整で解決できますが、そもそも入れ歯の咬み合わせが低すぎる高すぎる場合は、作り直す必要があります。
  9. 歯医者に行けない これが一番難しい問題でした。夫婦で通っていた患者さんですが、旦那さんが亡くなってしまい、奥さん一人では足が悪く歯医者に通う方法がなく困ってしまった。入れ歯を調整して欲しいのだが、通えないといった場合、しょうがなく痛みのある箇所に入れ歯安定剤を使用していたというケースです。 この場合、渋谷歯科では、お昼休みを利用して、訪問歯科をすることにしました。直接、奥さんの家を訪ねて、治療を行うことにしました。訪ねてみると入れ歯が合わないだけでなく、壊れていましたので、初めから作り直すことになりました。最終的に咬めるように満足されていました。
入れ歯安定剤の正しい使い方 入れ歯安定剤の選び方と使い方 入れ歯安定剤(接着剤)の使い方
関連ページ