親知らず(智歯)のリスク | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

親知らず(智歯)のリスクWisdom Teeth

親知らずのリスクについて

親知らずは永久歯が生え揃ってから、生えてくる歯です。
その特殊な条件から、様々なリスクがあります。

ことに、近年、人間の顎は昔に比べて小さくなっています。
これは硬い物しか食べられなかった為に、強く頑丈な顎と歯がなくては生きていくことができなかった昔とは、文明の進歩により食生活が変わってきたことなどが原因と考えられています。

その小さくなった顎に生えそろった永久歯の隙間に親知らずは、生えてきます。その為、まっすぐ生えることができず、横向きに生えたり、斜めに傾いて生えたりします。

親知らずは横向きや斜めに生えていると

親知らずは横向きや斜めに生えている為、ブラッシングをしても完璧に口腔内を清潔にすることができなくなってしまい、虫歯や歯肉炎を起こしてしまい、それが健康な周囲の歯まで広がってしまうというリスクがあります。

また、親知らずが生えてくるときに、歯ぐきの中で、隣の歯を圧迫して、歯肉炎をひきおこしたり、顎の動きを邪魔して顎関節症の原因になったりするというリスクもあります。歯肉炎を引き起こした感染が喉周辺にまで拡がると、顎の下まで腫れてしまうことがあり、発熱や全身の倦怠感などがひどくなることもあります。

このような状態になってしまうと、口腔外科への入院が必要になる場合もあります。この感染がさらに広がると、死亡するリスクも出てきます。親知らずのリスクを回避する方法は、細菌感染を防ぐことにあります。

少しの痛みや腫れであっても、その段階で適切な治療を受けることで、ほとんどのリスクは回避できます。
親知らずを抜歯したほうが良いか、残したほうが良いかについては様々な考え方がありますので、生えたからといって急いで抜かなければならないことはありませんが、歯ぐきの腫れや痛みを感じた場合には、早急に歯科医の治療を受けましょう。

親知らずを抜かないリスク

生親知らずは、虫歯になりやすい歯です。

なぜならば、親知らずは永久歯が生え揃った後に、奥歯の奥に生えてくるため、生える為の充分なスペースがなく、斜めに生えたり、横向きに生えたりすることが多くあるからです。

その為、食べ物が挟まりやすい環境になってしまう上に、ブラッシングをしても、充分に歯を磨くことができず、隣の歯との間に汚れがたまってしまい、虫歯になってしまいます

親知らずによる病気のリスク

虫歯の症状が悪化して、歯の神経まで進んでしまい、歯髄炎を起こした場合には、まっすぐ生えていても抜歯しなくてはならないことがあります。

その他に、親知らずがかみ合わせる歯とぶつかって、かみ合わせが悪くなり、顎関節症になってしまったり、親知らずが生えてきたために、歯並びが悪くなってしまったりする場合があります。

歯並びが悪くなると、歯垢がたまりやすくなり、虫歯の原因となりますので、こういった場合にも抜歯をすることになります。親知らずが生えてきたら、早めに歯科医の治療を受け、虫歯にならないようにしましょう。

親知らずを抜くリスク

親知らずを抜くリスクとしては、抜歯治療後の傷口が塞がらず、歯槽骨がむき出しになってしまい、激痛がおこるドライソケットという状態になる場合があります。

そうならないための注意点は、止血や傷口を保護する為にできた血餅を溶かさないようにすることです。
出血が気になってうがいをしすぎたり、たばこを吸ったりすると、ドライソケットを起こしやすくなります。

親知らず(智歯)の痛みを抑えた抜歯 親知らず(智歯)の相談
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