シリコン入れ歯ってどうですか? | 渋谷歯科 | 平日夜7時・土日も診療の渋谷の歯医者

2025年12月11日 2025年12月16日

Q

シリコン入れ歯ってどうですか?

A

最近、多くの患者さんからこんな質問をいただきます。
「先生、シリコン入れ歯って良いんですか?」「シリコンにすれば今より噛めるようになりますか?」「痛くなくなるって聞いたんですが本当ですか?」
テレビやネットでも見かける機会が増えたため、“シリコン=痛くない・よく噛める入れ歯”というイメージを持たれている方が非常に多い印象です。

しかし、本当にそうなのでしょうか?シリコンを入れた入れ歯なら、誰でもラクに噛めるようになるのでしょうか?
入れ歯専門医(補綴専門医)の視点からお話します。
私はこれまで多くの総入れ歯・部分入れ歯の患者さんを診てきましたが、シリコン入れ歯については良い点もあれば誤解されている点も多くあります。
そこで今回は、「シリコン入れ歯は本当に噛めるようになるのか?」という点について、患者さんにもわかりやすく、できるだけ専門用語を使わず説明したいと思います。

まず先に結論を言うと…シリコンを入れ歯に使ったからといって、必ずしも噛めるようになるわけではありません。

これが現実です。もちろん、
・入れ歯のあたりが柔らかくなる
・装着感が改善する場合がある
・一時的に痛みが和らぐケースがある
といったメリットはあります。

しかし、「噛めない原因が噛み合わせや型採りにある場合」シリコンを使っても改善しません。むしろ、状態によっては余計に不安定になる場合さえあります。

このあと、
・どんな人に向いているのか?
・メリット・デメリット
・作製時の注意点
・間違った期待をしないためのポイント
について、もう少し掘り下げて説明します。

「シリコン入れ歯に興味がある方」、「今の入れ歯が痛くて悩んでいる方」、「何度作っても噛めないと感じている方」こんな方に特に読んでいただきたい内容です。

詳しい解説はこちら

目次

シリコン入れ歯とは?

「シリコン入れ歯」とは、入れ歯の裏側(歯ぐきに触れる面)に、特殊な柔らかいシリコン素材を貼り付けた入れ歯のことです。通常の入れ歯は硬い樹脂(レジン)でできていますが、シリコンは弾力があり、歯ぐきに触れた時の当たりが柔らかいという特徴があります。

そのため、多くの患者さんは次のようなイメージを持たれています。

  • 柔らかく痛みが少ない
  • 吸着力が良く、外れにくい
  • 顎が痩せても安心
  • 何でも噛めるようになる

テレビやネット広告、口コミなどでこうした表現が広まり、「シリコンにすれば今の悩みが全部解決する」と期待されている方も少なくありません。

しかし――本当にそうなのでしょうか?

入れ歯専門医(補綴専門医)の視点から申し上げると、シリコン素材そのものが良い・悪いというより、“噛めない原因がどこにあるのか”を見極めない限り、素材を変えても結果は変わりません。

つまり、シリコンを使った入れ歯だからといって、必ず噛めるようになるわけではありません。

シリコン入れ歯で
痛みは減るの?

多くの方が、「シリコンの入れ歯にすれば痛みが減る」と思われていますが、実はこれは大きな誤解です。

入れ歯の種類に関係なく、シリコン義歯、保険の入れ歯、自費の入れ歯のどれであっても、痛みが減るかどうかは素材ではなく、噛み合わせの安定性で決まります。

項目 シリコンを変えたら
改善する?
入れ歯の痛み ❌ 変わらない
噛み心地 場合により○
見た目 △〜○
フィット感 人により○

痛みが出る入れ歯と
出ない入れ歯の違い

痛くない入れ歯の条件は「噛み合わせが安定していること」です。逆に、噛み合わせが乱れたままの入れ歯は、素材に関係なく必ず痛みが出ます。 噛み合わせを安定させるためには、次の条件が必要です。

痛みの出ない入れ歯に必要な条件

  • 顎関節が正しい位置で安定していること
  • 顎の動きに調和した入れ歯設計がされていること
  • 噛み合わせの高さ(咬合高径)が適正であること
  • 個々の顎の動きに合わせた精密な調整がされていること

結論

シリコン素材に変えること自体が痛みをなくすのではありません。本当に重要なのは、「顎関節と噛み合わせに調和した入れ歯を作ること」です。素材はあくまで補助的な選択肢であり、入れ歯の痛みを左右する主役は”素材ではなく設計と噛み合わせ”です。

重要メッセージ

「入れ歯の痛みは素材ではなく噛み合わせで決まる」「正しい入れ歯づくりは、顎関節・噛み合わせ・設計の3つのバランスが鍵になります。

こちらも参照ください。

痛みの少ないシリコン入れ歯の秘密

シリコン入れ歯で
外れにくくなる?

結論は——答えは「いいえ」です。

シリコン入れ歯だから外れにくい、保険だから外れやすい、というわけではありません。 実は、入れ歯が外れる/外れないは素材では決まりません。

ポイント 重要度
①精密な型取り(印象) 約80%
②正しい噛み合わせ 約20%

外れにくい入れ歯を決める本当の条件

入れ歯のフィット感は、次の2つが大きく関係します。
つまり——外れにくさは「材料」ではなく「精密さ」で決まります。

精密な型採りが大切な理由

保険診療の一般的な型採り材料は、性質上広く・大まかに型が採れてしまうため、下記の現象が起きやすくなります。

  • 話す時に外れる
  • 笑うと落ちる
  • 食事中に浮く

そのため、精密な自費の入れ歯では違う方法を取ります。

精密な入れ歯づくりの方法

自費の入れ歯の場合は、下記を使用し、お口の形態や動きに合わせながら採得します。

  • 患者さん専用に作る「個人トレー」
  • 精密な材料(シリコン系印象材など)

これにより材料に依存せず 外れにくく吸着する入れ歯が作れるのです。

よくある誤解

「シリコンなら外れにくいんですよね?」

いいえ、違います。
素材 → 仕上がりの快適性・柔らかさ
精密な型採り → 入れ歯の安定性
というように、役割がそもそも違います

まとめ

内容 正しい理解
シリコン義歯は
外れにくい?
❌ 外れにくさとは
無関係
外れにくくする
方法は?
✔️ 精密な型採りと正しい噛み合わせ
素材の違いは
重要?
△ 装着感には関係するが安定性とは別

患者さんへの一言メッセージ

入れ歯が外れる原因は素材ではありません。
どれだけ精密にあなたのお口に調和した入れ歯を作れるかが、外れにくい入れ歯づくりの最大のポイントです。

シリコン入れ歯で
噛む力は上がる?

患者さんからよくいただく質問に、「シリコン入れ歯にすれば噛む力が強くなるんですか?」というものがあります。

答えは…残念ながら “いいえ” です。

シリコン入れ歯に変えたからといって、噛む力が強くなるわけではありません。材質の違いで噛む力が変化することはほとんどないからです。
では、噛む力を上げるために必要なのは何か?
噛める入れ歯を作るためには、次のことがとても重要になります。

  • 入れ歯の噛み合わせを安定させる
  • 顎関節と調和した入れ歯を作る
  • 痛みが出る部分を細かく調整する
  • 精密な型採り(精密印象)を行う
  • 解剖学に基づいた入れ歯設計をする

まとめ

入れ歯の材質 噛む力に関係する?
シリコン入れ歯 ×(直接は関係しない)
金属床・保険の
入れ歯
×(材質より設計が重要)
噛み合わせを
調整した入れ歯
○(噛む力に
大きく影響)

最後に

シリコン入れ歯は、痛みを和らげたい、装着感を良くしたいという目的には向いていますが、「噛めるようになる」こととは別問題です。

入れ歯でしっかり噛めるかどうかは、設計・型取り・噛み合わせ調整が大きく関わります。
そのため私の考えとしては、シリコンを敷く前に、“入れ歯でしっかり噛める状態” を作っておくことが何より大切です。

シリコン入れ歯の
費用と保証は?
保険・自費?

シリコン入れ歯は自由診療(保険外診療)となります。

費用分類 費用
シリコン入れ歯 保険外(自費)入れ歯+シリコン代
150,000円
総入れ歯の
シリコン入れ歯
保険外(自費)入れ歯+シリコン代
715,000円
シリコン入れ歯専用入れ歯洗浄剤(クリネ) 30錠:1,200円

※シリコン入れ歯の保証は、2年となります。シリコンは、約2年で敷きなおす必要があります。

シリコン入れ歯は、
どれくらい長持ちする?

シリコン入れ歯は、とても柔らかくフィット感の良い入れ歯ですが、永遠にその状態が続くわけではありません。メーカーの推奨では、およそ2年ほどでシリコン部分の敷き直し(リベース)が必要と言われています。

なぜ必要なの?

シリコンはゴムのような素材ですので、時間が経つと下記の劣化が起こります。

  • 硬くなる
  • 変色する
  • 剥がれてくる
  • 変形する

こうした変化が進むと、下記の問題が起きやすくなります。

  • 外れやすくなる
  • 噛み合わせが変わる
  • 食べ物が入り込みやすくなる
  • 痛みが出る

専用の洗浄剤が必要

シリコン入れ歯はとてもデリケートな素材を使用しているため、通常の入れ歯洗浄剤では劣化が早まる可能性があります
そのため、メーカー専用の洗浄剤(例:クリネ 30錠 1,200円)を使用する必要があります。市販の洗浄剤を使うと、カビが生えやすくなったり、シリコンが溶けたり傷ついたりする場合があります。

シリコン部分のブラッシングは注意

シリコン部分を強くこすってしまうと、表面に傷がつき劣化の原因となります。磨く必要はありますが、専用ブラシでやさしくケアすることがポイントです。

シリコン入れ歯の特徴

メリット

痛みが出にくく、フィット感が良い

デメリット

寿命が短め(約2年〜要メンテ)。専用ケア用品が必要

注意点

こすりすぎと市販洗浄剤は劣化の原因

患者さんへのメッセージ

シリコン入れ歯はとても快適な反面、通常の入れ歯より定期的なメンテナンスが必要な入れ歯です。適切なお手入れと定期チェックを行うことで、より長く快適に使用できます。

シリコン入れ歯のお手入れは?

シリコン入れ歯は、やわらかい素材を使用しているため、一般的な入れ歯と同じお手入れ方法では劣化や変形の原因になります。少し手間に感じるかもしれませんが、正しいケアを行うことで長く快適に使うことができます。

① 専用ブラシでやさしく磨く

シリコン面は非常にデリケートです。

  • 通常の歯ブラシ
  • 研磨剤入り歯磨き粉

これらを使用すると、シリコンに細かい傷がつき、そこに汚れや菌が入り込みやすくなります。

必ずシリコン入れ歯専用ブラシを使用し、軽くなでるように洗浄しましょう。

歯磨き粉は使用NG

多くの歯磨き粉には研磨剤(粒状の削る成分)が含まれているため、下記の問題が生じます。

  • 表面がザラザラになる
  • 汚れが付きやすくなる
  • 劣化が早まる

「歯磨き粉で洗えば清潔」は間違いです。

② 専用の入れ歯洗浄剤を使用する

シリコン入れ歯には、専用の洗浄剤(クリネ)の使用が必要です。

価格 30錠:1,200円

市販の一般的な入れ歯洗浄剤を使用すると——下記などのトラブルが起きる可能性があります。

  • シリコンが硬化・縮む
  • 表面が白く劣化する
  • カビ(黒カビ)が増えやすくなる

「シリコン専用」表記がある洗浄剤以外は使わないようにしましょう。

③ 毎日「洗浄+乾燥」が基本

理想的なお手入れサイクルは以下です。

タイミング ケア内容
食後 水洗い+軽いブラッシング
就寝前 専用洗浄剤でつけ置き
翌朝 水でしっかりすすぎ、乾燥させる

※濡れたまま保管すると、菌やカビが繁殖しやすくなります。

シリコン入れ歯は、
誰でも作れるの?

結論からお話しすると——シリコン入れ歯は、すべての歯科医師が作れるわけではありません。
理由はとてもシンプルで、高い技術と手順の正確性が求められる入れ歯だからです。
最初からシリコン入れ歯を作るのは正解ではありません。

患者さんの中には、「最初からシリコン入れ歯にしてもらえば痛くないはず」と思われている方がいます。
しかし実際には、シリコン入れ歯=痛くないではありません。

むしろ、今の入れ歯がしっかり噛めている状態が整ってからでないと、シリコンの効果が発揮されないという特性があります。
私は過去に、「最初からシリコン入れ歯を作る」という方法を試したことがありますが、調整が難しく、患者さんが何度も痛い思いをされる結果になりました。それ以来、私は初めからシリコン入れ歯を作る方法は行っていません。

正しい流れ

  1. 現在の入れ歯の
    噛み合わせを整える
  2. 痛みなく噛める状態に
    調整する
  3. その状態の入れ歯にシリコンを加工する

この順番がとても大切です

なぜ難しいのか

シリコンを厚く敷くと——
下記の問題が起こります。

  • 入れ歯が浮きやすくなる
  • 安定性が失われる
  • 噛み合わせがずれる

そのため、ミリ単位以下の調整が必要になり、技術や経験が結果を大きく左右します。ですので、「誰でも・どこでも作れる入れ歯」ではありません。

最後に

私自身、「完璧に最初からシリコン入れ歯を作れる歯科医師がいるなら、ぜひ見てみたい。」と思うほど難しい治療です。ですが、だからこそ丁寧な診断と手順を守ることで、患者さんに合った快適な入れ歯に仕上げることができます。

シリコン入れ歯の
向き不向きとは?

骨隆起のある患者さんには、シリコン入れ歯は不向きになります。骨隆起があると残念ですが、その部分を避けて製作しますので吸着がなくなります。骨の隆起が大きくある患者さんは、もしシリコン入れ歯をどうしても希望される場合は、外科的に骨の隆起を削合する必要があります。

シリコン入れ歯が向いている患者さんは、現在の入れ歯が痛みもなくしっかりと噛めている事が条件となります。現在の入れ歯に問題がある場合は、まずは現在の入れ歯をしっかりと調整して痛みなく噛めるようにする必要があります。ここで入れ歯が安定して噛めないとシリコン入れ歯にしてから問題が発生します。

シリコン入れ歯と他の入れ歯の比較

シリコン入れ歯 保険入れ歯 保険外(自費)入れ歯
入れ歯寿命 2〜5年 1〜2年 5〜10年
違和感 普通 大きい 少ない
痛み 医院による 多い 少ない
噛む力 医院による 弱い 強い
お手入れ 難しい 簡単 簡単
値段 高い 安い 高い
期間 長い 普通 短い

※横にスクロールできます。

シリコン入れ歯のデメリットは?

シリコン入れ歯にはメリットもありますが、残念ながら万能な素材ではありません。快適に使うためには、いくつか知っていただきたい注意点があります。

① お手入れが少し大変

シリコンは柔らかい素材なので、普通の入れ歯と同じようにブラシで強く磨いてしまうと傷がつき、劣化につながります。
そのため、柔らかい専用ブラシの購入、シリコン専用の入れ歯洗浄剤(クリネ)の使用が必要になります。

※クリネは30錠 1,200円ほどで、市販の洗浄剤より少し高めです。

② 汚れが付きやすい

シリコンは吸水性があるため、通常のプラスチックの入れ歯と比べて、汚れ、ニオイ、細菌が付着しやすい傾向があります。
清潔に保つためにも、定期的な洗浄と歯科医院でのメンテナンスが重要になります。

③ シリコンは時間とともに劣化する

シリコンは永久に同じ状態ではなく、時間とともに、下記の劣化が進みます。

  • 変色する
  • 硬くなる
  • 剥がれる
  • 変形する

その結果、下記のトラブルが起こりやすくなります。

  • 入れ歯が外れやすくなる
  • 噛み合わせが合わなくなる
  • 痛みの原因になる

このため、数年ごとにシリコンの敷き直しが必要です。

まとめ

デメリット 内容
お手入れが必要 専用ブラシ・専用洗浄剤を使用
汚れが付きやすい こまめな洗浄と定期クリーニングが必要
劣化する素材 2〜数年ごとにリベース(敷き直し)が必要

最後に

シリコン入れ歯は、「痛みを減らしたい」「フィット感を良くしたい」という方には魅力的な選択肢ですが、正しくケアしなければ性能を維持できません。
メリットだけでなくデメリットを理解した上で選んでいただくことが大切です。

シリコン入れ歯で
食べれるものは?

シリコン入れ歯で食べ得られるものは、たくさんあります。基本的に何でも食べることができます。前項でも書きましたが、ポイントとしてしっかりと現在噛めている入れ歯があるならシリコンを敷いてある程度なんでも噛めると思います。

シリコン入れ歯の噛み心地は、通常の入れ歯に比べると弱いように思います。通常の調整した保険外(自費)入れ歯の方が、強くさくさく噛めると患者さんはおっしゃいます。それに対してシリコン入れ歯の噛み心地は、少し噛む際に遅れてくるような噛み心地だとおっしゃいます。

シリコン入れ歯で食べられるものは、リンゴや梨やイチゴなどの果物は、非常に食べやすいと思います。

シリコン入れ歯の
治療期間と流れは?

歯科医院によりシリコン入れ歯の治療期間は、変わってくると思います。私は、現在の入れ歯を痛みがなく噛めるまで調整か?
新しく痛みなく噛める入れ歯を作製してからシリコンを敷きます。

  1. 初診・検査
  2. 型採り
  3. 噛み合わせ
  4. 人工歯配列・試適
  5. 完成・調整
  6. 調整(3〜4回)
  7. 噛み合わせに問題なければ、シリコンを敷く
  8. 調整(3〜4回)

こちらも参照ください。

痛みの少ないシリコン入れ歯の秘密

シリコン入れ歯自作

最近、何でもかんでもDIYで自作される方が増えていますね。なんとシリコンの入れ歯を自作したいとおっしゃる患者さんもいらっしゃいます。お気持ちは、良くわかるのですが、なかなかプラモデルのようには行きません。入れ歯に市販のシリコンを貼り付けても残念ですが、お口の粘膜とピッタリと合うようには行きませんので、合わない入れ歯が出来上がってしまいます。

 

シリコン入れ歯を自作してもお口に合った入れ歯を作るには、到底至らないと思います。

今使用している入れ歯を
シリコン入れ歯にできる?

今使用している入れ歯が、噛んで痛み外れやすい噛みにくいなどの問題のない入れ歯であればシリコン入れ歯にする事ができます。

今使用している入れ歯が、金属などを粘膜面に使用していなければシリコンの入れ歯にする事ができます。金属を粘膜面に使用しているとシリコンを敷くスペースがないのでしけません。

いずれにしても今現在使用している入れ歯が問題なく機能していればシリコンを敷ける可能性が高いです。

もし、今使用している入れ歯に何かしら問題がある場合は、まずは入れ歯を調整するのか?作り直しをするのか?を歯科医師に診てもらいましょう。

こちらも参照ください。

痛みの少ないシリコン入れ歯の秘密

シリコン入れ歯保険適用

シリコン入れ歯の保険適用に関しては、今まで一度も聞いたことがありません。やはりシリコン入れ歯は、保険適応になるのは、難しいと思います。皆さんもご存知の通り、日本の健康保険制度は毎年のように高齢者医療費が更新しており、このままでは医療制度が崩壊するのではないか?とも言われています。

日本の健康保険制度は、世界に誇れる素晴らしい制度ですが少子高齢化に伴い、若者が高齢者を支える事が段々難しくなっています。もし、今後出生率が増えて亡くなる方よりも生まれる方が増えて、老人を支える方がどんどん増えればシリコン入れ歯が保険適応となる日がやってくるかも知れません。

ドクター
理事長

田中 健久

Takehisa Tanaka

入れ歯なんでも相談室をご覧頂きありがとうございます。渋谷にて開業して20年以上経ち、多くの患者さまにご来院頂いたことを感謝申し上げます。

私は、日本補綴(かぶせ物・入れ歯)歯科学会と日本口腔インプラント学会の両方の専門医を取得しています。そのため入れ歯とインプラント両方の専門医として皆さんの相談に答える事ができます。両方の学会の専門医を取得している歯科医師は、非常に稀です。

よくインプラントは良くない!入れ歯は噛めない!などとおっしゃりますが、私の意見としては、それぞれ利点・欠点があり、患者さまによって全然違います。なのでそれぞれ自分に合った治療方法は、何かを理解した上で治療方針を決定すべきだと考えております。

両サイドから相談にのる事ができますので、どうぞお気軽に相談してください。

【所属学会・資格】

  • 日本補綴歯科学会 専門医
  • 日本口腔インプラント学会 専門医
  • 日本顎咬合学会 咬み合せ認定医
  • 日本歯周病学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • *スタディグループ
  • 5DJapan-DentureCourseSaporter

【経歴】

  • 1999年:岩手医科大学卒業
  • 2004年:東京医科歯科大学大学院卒業
  • ニューヨーク大学インプラント審美卒後研修修了
  • ペンシルバニア大学卒後研修修了
  • テンプル大学大学最新歯科治療コース修了
  • ブカレスト大学医学部インプラント科卒業
  • ハーバード大学インプラントプログラム修了
  • いいやま歯科医院:勤務
  • 青山通り歯科タナカ:院長
  • 渋谷歯科タナカ:院長
  • 医療法人社団まる歯:理事長