起きている時の歯ぎしり・食いしばり治療 | 渋谷歯科 | 平日夜7時・土日も診療の渋谷の歯医者

起きている時の
歯ぎしり・食いしばり治療

「起きている時にも歯ぎしり・食いしばりをする人はいるんですか?」
これは、患者さんから非常によく受ける質問です。
実は、歯ぎしり・食いしばりは寝ている間だけではありません。起きている間にも、多くの方が無意識に行っています。

最近では、

といった症状で悩まれる患者さんが増えています。
その原因のひとつとして、起きている間の歯ぎしり・食いしばりや、TCH(歯牙接触癖)が関係していることがあります。

ただし、起きている間に上下の歯が軽く接触すること自体は、誰にでも起こる正常な現象です。
そのため治療では、「歯の接触を完全になくす」ことを目指すのではなく、

ことが重要になります。

つまり、起きている時の歯ぎしり・食いしばり治療は、「力をコントロールする治療」であり、「無意識の癖を改善していく治療」とも言えます。

 

起きている際の
歯ぎしり食いしばりを
コントロール

「歯ぎしり・食いしばり」と聞くと、多くの方は“寝ている時”をイメージすると思います。
しかし実際には、起きている間にも歯ぎしり・食いしばりをしている方は非常に多いです。

特に最近では、スマホ・パソコン・デスクワーク・ストレス・集中作業などが増えたことで、無意識に歯を接触させ続ける方が増えています。

ただし、起きている間に上下の歯が軽く接触すること自体は、誰にでも起こる正常な現象です。
問題なのは、長時間続く・頻繁に起こる・強い力が加わるという場合です。

そのため、起きている時の歯ぎしり・食いしばり治療では、「完全にゼロにする」のではなく、

ことを目的に治療を行います。

起きている時の歯ぎしり・食いしばりを
コントロールする3要素

起きている時の歯ぎしり・食いしばりでは、次の3つをコントロールすることが重要です。

  1. 力の大きさ → 強く噛みすぎない
  2. 持続時間 → 長時間噛み続けない
  3. 頻度 → 何度も繰り返さない

つまり、歯の接触について

ことがポイントになります。

起きている時の歯ぎしりへの対応法

主な治療方法として、以下の3つがあげられます。

  1. 行動変容法
  2. 歯科的対応
  3. 医科的対応

それぞれ、以下に説明していきます。

行動変容法

行動変容法とは、「無意識の癖に気づき、行動を変えていく方法」です。

起きている時の歯ぎしり・食いしばりは、多くの場合“無意識”に行われています。
そのため、まずは「自分が歯を接触させていることに気づく」ことが治療の第一歩になります。

ステップ1:まずは知ること(動機づけ)

正常な状態では、上下の歯はほとんど接触していません。

研究では、1日の歯の接触時間は平均17.5分程度と報告されています。
これを患者さんにお伝えすると、「えっ!?そんなに短いんですか?」と驚かれることが非常に多いです。

多くの方は、無意識に何時間も歯を接触させています。

特に、

などで起こりやすくなります。

ステップ2:意識化訓練

TCHは無意識で起きるため、「気づく仕組み」を作る必要があります。

その方法として、

  • 付箋
  • タイマー
  • スマホ通知
  • アプリ
  • メモ

などの“リマインダー”を利用します。
通知が来た時に、「今、歯が当たっていないか?」を確認します。

ここで大切なのは、「強く噛んでいるか?」ではなく、「歯が触れているか?」を確認することです。

弱い接触でも、長時間続けば大きな負担になります。

ステップ3:競合反応訓練

歯が接触していることに気づいたら、深呼吸を行います。

方法は、

  1. 肩を少し持ち上げながら
    鼻から息を吸う
  2. 力を抜きながら口から息を吐く

これだけです。

すると、肩の力や首の力、顎の力が抜けて、自然と歯が離れやすくなります。

ポイントは、「頑張って歯を離す」ではなく、「脱力すると自然に歯が離れる」感覚を覚えることです。

ステップ4:強化

これらの練習を繰り返すことで、

  • 歯が触れた瞬間に気づける
  • 無意識の食いしばりを止められる

ようになってきます。

つまり、「噛み続ける癖」から、「気づいてやめられる状態」へ変化していくことが重要です。

歯科的対応

部分入れ歯が不安定な場合、「入れ歯を安定させようとして噛み続ける」ことがあります。

そのため、

  • 入れ歯の修理
  • 作り直し
  • 噛み合わせ調整

などが必要になる場合があります。

医科への対診

強いストレスや不安が背景にある場合、交感神経が過剰に働き、食いしばりが強くなることがあります。
その場合には、心療内科や精神科との連携が必要になることもあります。

ただし、最初から薬に頼るのではなく、「自分でもコントロールできる」という成功体験を積むことも非常に大切です。

まとめ

起きている時の歯ぎしり・食いしばりは、多くの場合「無意識の癖」です。
特に最近では、スマホ・パソコン・ストレス社会・デスクワークの影響で、TCH(歯牙接触癖)が増えています。

重要なのは、「歯を強く噛むこと」だけではありません。
「弱い力でも長時間触れ続けること」が、お口に大きな負担を与えることがあります。

そのため、

という習慣を身につけることが、非常に重要になります。

「気づくと歯を噛んでいる」
「仕事中に食いしばっている」
「肩こりや顎の疲れがある」
このような症状がある方は、起きている時の歯ぎしり・食いしばりが関係している可能性があります。

歯ぎしりの原因令和の歯ぎしり・食いしばり新常識歯ぎしりの仕組み
(寝ている時VS起きている時)
睡眠時歯ぎしり治療
(ナイトガード作製の前に)
関連ページ