ある日、仕事で強いストレスを感じた夜でした。
なかなか寝付けず、ようやく眠りについた数時間後、「ガキッ」という音で目が覚めました。
確認すると、装着していたナイトガードが割れていたのです。
その時は深く考えず再び眠りましたが、すでに歯には大きな負担がかかっていました。
「虫歯も歯周病もないと言われたのに歯が痛い」――そんな経験はありませんか?
歯科医院でレントゲンを撮っても異常が見つからず、「しばらく様子を見ましょう」と言われたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
また、歯を軽く噛み合わせるだけで痛みが走ったり、食事をするのがつらくなったりすることもあります。
実は、このような症状の原因が歯ぎしりや食いしばりであることは少なくありません。
私自身も以前は、歯ぎしりや食いしばりがここまで歯や顎に大きな影響を与えるとは考えていませんでした。
しかし診療を続ける中で、多くの患者さんが歯ぎしりや食いしばりによるさまざまな症状に悩まされていることを実感しています。
ここからは、実際に歯ぎしり・食いしばりによって起こった症状やトラブルについてご紹介します。
ある日、仕事で強いストレスを感じた夜でした。
なかなか寝付けず、ようやく眠りについた数時間後、「ガキッ」という音で目が覚めました。
確認すると、装着していたナイトガードが割れていたのです。
その時は深く考えず再び眠りましたが、すでに歯には大きな負担がかかっていました。
翌朝、軽く歯を合わせた瞬間、飛び上がるほどの激痛が走りました。
朝食を食べようとしても噛めません。 歯科医師である私自身も、何が起こったのか分からない状態でした。
レントゲンやCTを撮影しましたが、虫歯や歯周病などの異常は見つかりませんでした。
噛み合わせを確認すると、一部の歯に強い負担がかかっており、歯には細かなヒビ(マイクロクラック)が入っていました。
原因は、夜間の強い歯ぎしり・食いしばりだったのです。
さらに振り返ると、診療中やパソコン作業中にも無意識に歯を食いしばっていました。
つまり、夜だけでなく昼間も歯に負担をかけ続けていたのです。
この経験を通じて、私は歯ぎしり・食いしばりの怖さを改めて実感しました。
歯ぎしりや食いしばりは、決して軽く考えてはいけない症状です。
朝起きると顎がだるい、歯が痛い、しみる、無意識に歯を食いしばっている――。
このような症状がある方は、歯ぎしりや食いしばりが原因かもしれません。
早めのチェックと対策をおすすめします。