ボトックスとナイトガード | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

ボトックスとナイトガード

ボトックスと
ナイトガードについて

ナイトガードをしたけど効果がないので、
ボトックを打ちたいとおっしゃられる患者さんがいます。
確かにナイトガードをしても歯ぎしり・食いしばりが改善するかと言えばそうでない場合もあります。

しかし、ナイトガードを装着することで咀嚼筋がリラックスして歯ぎしり・食いしばりが緩和することも多々報告されていますので、私(当法人理事長)の考え方としてはまずはナイトガードを装着した上で、必要であればボトックス治療という流れを組んでいます。そのため、初めからすぐにボトックス治療を行うことは稀です。

歯ぎしり・食いしばりは、夜間に行われる場合が多いです。朝起きた際の痛みや違和感などで苦しめられている方や、ナイトガードを装着するだけで改善が見られないという患者さんがどうしたら良いのですか?と良く質問を受けます。そこでボトックス治療の登場になります。本当に最終兵器(ファイナルウエポン)です。

ナイトガードの役割

ナイトガードの役割とは

ナイトガードの役割は、もちろん歯ぎしり・食いしばりを改善することですが、歯ぎしり・食いしばりが改善しなくても、私は、車でいうバンパーの役割をしてくれれば良いと考えています。夜間に歯と歯がこすれる力は、歯1本で100kgを超えると言われています。

そのため、ナイトガードを装着することにより、ぶつかり合う力を減弱させる効果もあります。車で言えば、バンパーの役割です。なのでボトックスを打つだけではなく、しっかりとナイトガードで歯が削れたり筋肉や関節を痛めたりしないように保護をする必要があります。なのでボトックス治療だけすれば良いのではなく、ナイトガードの装着をした上でボトックス治療があると思ってください。

ナイトガードについて

ナイトガードと嘔吐反射

ナイトガードが苦手な患者さんも多くいらっしゃいます。確かに嘔吐反射が強い患者さんは、装着するためにお口の中にナイトガードを入れただけで、吐き気が出てしまいます。ということでナイトガードができないとおっしゃる患者さんもいます。

ではそんな時は、どうするか?
「はい!、ナイトガードを短くカットしてしまいます。」
「えっ?そんなことができるの?」
「はい!できます。何を隠そう、私も相当な嘔吐反射があります。」

そのため、後ろの部分をカットしています。
そんな事したら、ナイトガードで歯をガードできないのではないかと思われますが、ナイトガードの厚みを調整して、奥歯がぶつからない程度であれば良いと思っていますのでそのような対応をしております。

ナイトガードなしでボトックス

この選択肢で良いのではないか?とおっしゃる患者さんもいますが、私は、ナイトガードを装着してからのボトックス治療をオススメしています。三日坊主でも良いですので、毎日装着できなくても、できるだけ装着するだけも効果がありますので、行ってみてください。

私も以前は、ナイトガードが苦手でしたので、装着しないで寝ることが多かったのですが、現在ではナイトガードを装着しないと寝れないくらいになりました。ここまで来れば締めたものですので、是非、皆さん、挑戦してみてください。

ボトックスについて
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