歯科のプロが教える、歯の着色汚れ原因と対策 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

歯科のプロが教える、歯の着色汚れ原因と対策

はじめに

「歯の着色汚れが気になって、人と話すときに不安になる」このように、歯の着色汚れについて悩んでいる方は多くいます。

着色のない白い歯を保ちたいと思っていても、歯はさまざまな原因によって少しずつ着色します。しかし、原因と対策を知ることで、着色しにくい状況をつくることは可能です。

そこで本記事では、歯の着色汚れの具体的な原因と対策について紹介していきます。
最後までご覧いただき、是非とも参考にしてください。

歯の着色汚れの具体的な原因

※30代・男性:喫煙歴なし、紅茶やコーヒーをよく飲む患者さま

歯の着色は大きく2つのタイプに分けられます。
歯の表面の層(エナメル質)に色素がつく外因性のものと、歯の内側に色がついてエナメル質から透けて見える内因性ものがあります。外因性の着色はステインとも呼ばれています。歯の着色の具体的な原因は次の4つです。

1. 食事習慣による着色
2. たばこを吸う
3. 正しい歯磨きができていない
4. 加齢に伴う変化

順番に詳しく説明します。

1:食事習慣による着色

着色の主な原因は、食事習慣によるものです。
着色がつきやすい代表的な飲食物を紹介します。

2:たばこを吸う

たばこの煙に含まれているタール(ヤニ)が着色の原因です。

タールは黒色でネバネバとしており、煙を通じて歯の表面に付着し、次第に歯に着色します。たばこには酸性成分も含まれているため、口の中の酸性度が上がり、色素が定着しやすい環境をつくります。

たばこを吸う多くの人は、継続的に喫煙するため、タールが蓄積されて歯の黄ばみが強くなることが特徴です。

3:正しい歯磨きができていない

毎食後の歯磨きを怠ることや適切な歯磨きができていないと、口の中に歯垢(プラーク)や着色汚れが残るため着色します。

細菌の塊であるプラークは、磨き残すと口の中に蓄積され、時間が経過するとかたまって歯石に変化します。

歯の中の虫歯菌は糖分をエサにして酸を作り出し、プラークが付着している歯の表面は酸によって溶かされるため、色素が定着しやすくなります。

4:加齢に伴う変化

歯ぎしりで歯の先端が摩耗してしまうことや、歯の食いしばりなどで歯に力が加わると、歯の表面には細かなヒビが入ります。
年数を重ねることに摩耗する部分や細かなヒビが増え、そこから着色する色素が入り込むことも考えられます。

また、エナメル質は、歯磨きや食事などのさまざまな要因で少しずつすり減って薄くなります。
これによって、内部のもともと黄色の象牙質が透けて見えると着色しているように見えます。

歯の黄ばみの原因

歯の着色汚れを予防する方法

歯の着色を完全に防ぐことは難しいですが、次の3つの方法で着色を予防できます。

1. 着色しにくい食事習慣
2. 正しい歯磨き
3. 歯科クリニックで定期的にプロによるクリーニングを受ける

一つずつ説明します。

1:着色しにくい食事習慣

着色の原因になる成分は多くの飲食物に含まれており、避けることは困難です。

しかし次の4つのポイントを意識すると、着色を予防できます。

2:正しい歯磨き

毎食後に歯磨きしていても、歯を正しく磨けていなくては、プラークや着色汚れが落とせません。

正しく磨くポイントをおさえて、磨きしましょう。

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