歯を削る歯医者、削らない歯医者の違い | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

歯を削る歯医者、削らない
歯医者の違いCaries

歯を削る削らないかの
判断の動画で解説

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※音が出ますのでご注意ください

虫歯C1の場合は歯を削る、歯を削らないかの判断は患者様の口腔内環境によります。C1以上に進行してしまうと歯を削て、詰め物を付けることになります。

この動画は、歯を削る削らないかの判断を説明しておりますので、ぜひご覧ください。

削る歯医者・削らない歯医者について

最近、歯医者の中でも1本でも多くの歯を残そうと歯を削らない歯医者と、今まで通りの歯を削る歯医者の2パターンにわかれます。
皆さんご存知ないかもしれませんが、歯を削れば削る程に歯の寿命は短くなります。

できるだけ歯を削らない方が歯にとって良いと言うことがわかってきました。
さあそれでは、歯を削らない歯医者と削る歯医者との見分け方を教えたいと思います。

患者さんが歯科医院に来た時、歯医者の先生でどの先生が上手いのか分からないですよね?

確かに、実際に治療してみてもらうまで分からないからね。

知り合いの歯医者の先生に聞くと、「歯を削らない歯医者は上手い!」って言うんだよね。
どうしてなんですか?先生!

どうしてなのか、説明するね!

   

歯を削る時は、どんな時でしょうか?

歯を削るのは、虫歯が進行した時に歯を削ります。以前は、初期虫歯と言われる虫歯でも歯を削っていました。

これは、日本国民に歯を毎日3回磨くという文化もなく、初期虫歯であったとしても後々虫歯が進行するであろうということから、
削ってつめる、削ってつめるという治療が当たり前のように行われていました。


しかし、現代では歯ブラシを1日3回行うという文化が定着しはじめ、虫歯の本数も減ってきています。
そこで初期虫歯ですが、削らずにエナメル質を超えて象牙質に達するまでは、
削らないという方法であったとしても問題なく、歯ブラシで現在の虫歯の状態を維持するという考え方もでてきました。

虫歯の治療内容と回数

   

削らない歯を目指し、初期虫歯を進行させないための4つの予防策

予防策1. : フロスを忘れない!

初期虫歯を進行させないためには、朝昼晩の3回歯ブラシをするのは、もちろんですが、フロスを行い歯と歯の間の汚れを落として、就寝しましょう。
1日の中で細菌が1番増殖するのは、夜寝ている間なのです!

   

寝る前に歯ブラシの他にフロスを行うことも忘れないようにしましょう。

   

予防策2. :フッ素配合の歯磨き粉を使う!

初期虫歯がある場合、歯の再石灰化をうながす必要がありますので、
フッ素配合の歯磨き粉がおすすめです!

市販の歯磨き粉の中で、フッ素配合の歯磨き粉を選択しましょう。

虫歯の予防

   

予防策3. :ゆすぎ過ぎに注意する!

歯磨き粉を用いて歯磨きを行った後によーくゆすいでしまうと、
フッ素がお口の中に残りませんので、あまりゆすがないのがオススメです。
しかし、食べかすなどがお口の中に残ってしまうと気になりますよね。

オススメは、初め、歯ブラシをしてゆすいでもらい、
仕上げ磨きの際にもう一度歯磨き粉を歯ブラシをつけて、仕上げ磨きを行い、
あまりゆすがないのがポイントだと考えています。

   

予防策4.:定期検診に通う!

歯医者さんに定期的に行くことは、欠かせないでしょう。
虫歯や歯周病の原因は、バイオフィルムという歯ブラシで落とすことのできない細菌の塊にあります。
バイオフィルムは、定期検診に通っていても3ヶ月位で復活することがわかっております。

目安として、3ヶ月に1回美容院に髪を切りにいくように歯科医院でクリーニングを受けましょう。また、小さな初期虫歯を見逃さないや初期虫歯の進行程度の確認には、3ヶ月がベストかと思います。

バイオフィルムとは? (厚生労働省 e-ヘルスネット)    

歯を大幅に削るときは?

歯を1番大きく削る時は、虫歯が神経に達した時に歯の神経の治療をするために歯を大きく削る必要があります。
歯の神経の治療をする場合は、取り残しを少なくするためにも歯を削る必要があります。

虫歯が歯の神経の近くまで達していると痛みがでる場合がありますので、
歯科医師も痛みが出る可能性があるならばと歯を大きく削って神経をとるという治療に踏み切ります。

しかし、最近では、虫歯が神経に達していたとしても、歯を大きく削る神経の治療を避けるために、
神経を温存する治療を行う歯科医師がでてきました。歯の神経を温存することができれば、歯を大きく削ることもないですので、歯の寿命が格段に伸びます。

虫歯の症状と痛み    

歯の神経を残す最新治療

今までは、虫歯が神経に達した場合は歯の神経をとるために大きく削らないといけませんでした。
しかし、MTAセメントをもちいて、歯の神経ギリギリまで削り覆って上げることにより、 歯の神経を残すという治療が最近なされるようになりました。
まだ、たくさんの研究や症例がでているわけではありませんが、
今後、盛んに行われる日が近いかもしれません。しかし、保険外の診療となります。

歯医者さんは、できるだけ削らない方法を相談できる環境が大事!

歯を削らない歯医者は、初期虫歯を削らないで様子をみてくれる歯医者と、できるだけ歯の神経を残してくれるように努力をしてくれる歯医者さんです!いずれにしても歯科医師と良く相談を行い、コミュニケーションをとって治療を進めることが重要です。歯をできるだけ削らない!これがポイントなのです。

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