プラスティック製の総入れ歯の注意点
プラスティック製の総入れ歯は、味覚の敏感さが損なわれるだけでなく壊れやすいという欠点があります。
また、プラスチック製の総入れ歯は強度の問題から分厚くなりやすかったり安定性が非常にわるく、話している時に落ちたり、外れやすくなるのも特徴の一つです。
歯周病や虫歯、加齢によって歯を全て欠損した場合の治療法が総入れ歯となります。総入れ歯には様々な種類があります。大きく分けて保険適用となる総入れ歯と保険適用外の総入れ歯があります。
保険適用となる総入れ歯は、義歯床の部分が歯科用プラスティックであるレジンを使った総入れ歯になります。
保険の総入れ歯の特徴は、安価(上下合わせて2万円ほど)で作ることができます。非常に安く作れるため気軽に作ることが出来ます。しかし、保険の総入れ歯は歯科用プラスティックのレジンを使っています。
プラスティック製の総入れ歯は、味覚の敏感さが損なわれるだけでなく壊れやすいという欠点があります。
また、プラスチック製の総入れ歯は強度の問題から分厚くなりやすかったり安定性が非常にわるく、話している時に落ちたり、外れやすくなるのも特徴の一つです。
保険の総入れ歯のメリットは、ほとんどの症例で使用することができることと、保険適用となるので安価に作ることができるぐらいで、デメリットのほうが目立つ総入れ歯となっています。また、保険の総入れ歯は噛む力(咀嚼の力)が非常に弱く天然の歯の10〜20%ぐらいで固いものが食べられないとう事もあります。
アゴの骨がだんだんと痩せてくることで、入れ歯が徐々にあわなくなってくることがあり、定期的な調整が必要となります。
プラスチック製なので壊れやすいのが欠点で、万が一破損した場合の注意点ですが、1度保険で総入れ歯を作ると半年間の間は保険で総入れ歯を作ることができません。取り扱いにも注意が必要となります。歯は日常生活を豊かにするためにも、患者様に合った総入れ歯を選ぶことが重要となります。
当医院では、患者様に合った総入れ歯をご指導させていただきます。お気軽にご相談下さい。
保険と自費の入れ歯の違い 保険の入れ歯6ヶ月ルール年齢・性別 | 88歳・女性 |
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主訴 | 何度も他医院にて上顎の入れ歯を作ったが合わず痛みがあり、入れ歯をなかなかつけられない。 新しく入れ歯を作りたい。 |
治療内容 | 上顎総入れ歯 |
治療費 | 総入れ歯約15,000円から約20,000円 (2023年1月現在) |
治療期間 | 約3ヶ月 |
リスク・副作用 | ・入れ歯で食べ物を咬む際の咀嚼能率(食べ物を噛み砕く能力)は、天然の歯やインプラント(杭)の10〜20%ですので、天然の歯に比べると食事がしにくいです。 ・入れ歯の場合は、入れ歯の厚みがありますので、その分今までよりも舌が当たるタイミングが早くなります。特にサ行の発音は、丁度上あごの歯と歯ぐきの間の部分に舌を当てて発音しますので、この厚みが変わることで、発音がしずらくなります。そのため発音練習をするなどして慣れていく必要があります。 ・新しく完成した入れ歯は、新しい靴を履くと靴擦れができるように、入れた当日は擦れて痛みが出ます。また痛みなく使えるまでには何回か調節が必要です。 ・痛みが強い場合は、外していただいても構いません。 |
治療方針 | 通常であれば、上下一緒に作製して行くところ、患者さまのご希望により上顎のみ総入れ歯を作製した。 |
特記事項 | 入れ歯のどちらか片方が合わなくて悩んでる方いらっしゃいませんか? また今まで多くの入れ歯を作ってきたが、それでも合わずに諦めてる方はいらっしゃいませんか? |
担当者所見 | 通常であれば、上下一緒に総入れ歯を合わせて作製していきますが、要相談にて上下片方のみでも作製させて頂きます。 今までに、色んな歯科医院で入れ歯を作製したが、なかなか合わず、使用できていない方が多くいらっしゃいます。 当院では保険の入れ歯から自由診療の入れ歯まで、患者さまとしっかりとご相談しながら、1つ1つ作製させて頂きです。 今回の患者さまも、今までに複数の歯科医院にて入れ歯を作られてきましたが、上の入れ歯は、痛みが出ていたそうです。そしてなかなか入れ歯をつけれず歯科医院に対しても抵抗があったとお聞きしました。しかし入れ歯が完成後、調節のたびにだんだん痛みなく噛めるようになり、心を開いてお話してくださるようになりました。 現在では、3ヶ月毎に定期的に入れ歯のチェックをさせていただいておりますが、かみ合わせもかなり安定しており、ほとんど調節なく使用できています。 |