治療後のセラミックの痛み大丈夫?
治療後のセラミックの痛み大丈夫?
今回はセラミック治療後に起こる可能性のある痛みの原因を、説明致します。
・神経が一時的に過敏になっている
「歯を削る」ときの刺激は、歯の神経にとって非常に大きなものです。
そのため、治療直後の食事などの際に必要以上に刺激を感じてしまい、痛みを感じたり、しみたりすることがあります。通常2.3ヶ月神経が鎮まるとともに症状も治まります。
・神経が弱くなっている
治療前の「虫歯のせいで痛い状態」が長く続くと、神経もそれだけダメージを負います。
きっちりと治療を行っても、しばらくの間しみることがあります。
・神経を残したための痛み
通常、歯科医はできるだけ神経を残して虫歯を治療しようとします。神経を取ることで、歯に栄養が行き届かなくなり、歯の寿命に影響するためです。
神経を除去することで痛みがなくなるということは歯科医であればもちろん理解していますが、歯の健康のことを考えて神経を残して治療をしたため、治療後に痛むことがあります。
・噛み合わせが合っていない
詰め物は、被せ物ほどではありませんが、噛み合わせに影響します。
そのため、詰め物をしたことで噛み合わせが乱れてしまうということも起こり得ます。治療前は良好だった噛み合わせが乱れ、それまでとは異なるバランスで力が加わることで、痛みが生じます。
噛み合わせが気になる場合はセット後でも調節可能です。
・知覚過敏
詰め物そのものと関係がない場合でも、歯周病、歯ぎしり、食いしばりなどによる知覚過敏で、痛んだり、しみたりすることがあります。
・2次虫歯
詰め物の取り付けが甘く、そこに汚れが溜まるなどして、2次的に虫歯になることがあります。
また、詰め物がしっかり取り付けられている場合も、欠けたときには汚れが溜まりやすくなり、同様に2次的な虫歯が生じることがあります。