インプラント治療の失敗例 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

インプラント治療の失敗例

インプラント失敗の種類

インプラント手術時と手術後の大きく分けると2種類の失敗が考えられると思います。また、何を持って失敗というかも非常に難しいですが、一般的にインプラントが脱落したりして使えない状態になることをインプラント失敗と定義して説明をしていきたいと思います。

  • インプラント手術前の失敗
  • インプラント手術時の失敗
  • インプラント手術後の失敗

大きく分けると上記の3つが挙げられますが、細かく説明する必要があると思いますので、それぞれに分けて説明していきます。

インプラントとは

インプラント手術前の失敗

インプラントの構造

1、歯科医師の選択ミス

インプラントは、治療後の方が長いですので、その後にしっかりと向き合ってお付き合いしていくことができる歯科医院なのか?歯科医師なのか?が非常に重要なポイントになります。インプラントしてかぶせ物セットして終わりではなく、その後のメンテナンスも通うことを考えて歯科医院と歯科医師を選択する必要があります。

良く良く聞く話が、あちらの歯科医院の方が安いからいくら得した。そのような人は、大体後で後悔している人が多いように思います。値段が確かに安くても、その後のアフターケアやメンテナンスや信頼できるインプラントメーカーを使用しているか?やインプラントに関して学んでいるか?などといった項目をチェックできておらずに、値段だけで歯科医院を決めて、インプラントを行った後に後悔する患者さんを何度も見てきました。

以下の項目をしっかりチェックしましょう。

結局ですが、コミュニケーションが1番重要になり、インプラントした後も継続的に通院して、何か問題が起こったとしても一緒になって解決していくことができる歯科医師を見つけることが何よりも重要だと思います。インプラント治療は、100%の治療ではないのでもし何か問題が起こっても信頼して任せることができる歯科医師選びが重要です。

2、患者さんの健康状態による失敗

喫煙やアルコール依存は、インプラントの成功率を著しく下げます。インプラントを行うのであれば、禁煙・禁酒を心がけましょう。残念ながら喫煙やアルコールがインプラントにメリットがあるという報告はありません。

糖尿病、心臓病、腎不全、肝炎、骨粗鬆症、高血圧の患者さんのインプラント成功率は、著しく低くなります。インプラントを行う前に内科を受診して、問題がない状態を確認しておきましょう。体調が万全でない中のインプラント手術は、成功率が下がります。

インプラントとは

残っている歯を助けるためにも、ご自身の体調管理をしっかりと行い、お口の中の調子を整えるきっかけになればと思います。

インプラントの構造

3、骨の量や質による失敗

骨にも様々な種類があります。患者さんによっては、骨がゴムのように柔らかい方もいて、インプラントを行うに当たり、不向きな場合もあります。

また、極端に硬すぎる場合も骨を削っても出血もせず治るための血管が少ないことから、インプラントと骨の結合ができなく不向きな場合があります。

骨の量が少ない場合は、骨の造成を行うことでインプラントを行うことができますが、骨の質の問題は、どうすることもできない問題です。

また、レントゲンである程度の骨の質は確認することができますが、実際には、オペの際に歯肉を開いて骨を削ってみないとどんなベテラン歯科医師でもわからない事があります。そのため、骨が硬すぎる柔らかすぎるの失敗後は、治療方針の変換が必要になることがあります。

インプラント手術時の失敗

1、インプラント埋入方向の失敗

インプラントは、隣の歯とバランスや角度や方向や深度を考えて埋入しますが、この方向や角度や深度を間違えると骨の外にインプラントが埋入されることになり、骨との結合ができずに終わります。

最近は、ガイド手術を行うことができるようになり、PCにてCTデータを基にインプラントの埋入方向や深度を決めることができ、お口の中でもガイドを作成してPCで設計した通りにインプラントを埋入することができます。

インプラントとは

以前は、このガイドがなかったのでCT画像を頭の中に叩き込んで、他の歯の方向などを参考にして、インプラントを埋入していました。そのため、歯科医師の技術が相当必要でした。

なので以前に比べるとガイドがありますので、そこまでテクニックが必要ではなくなってきています。しかし、一度ガイドを何らかの理由で使用できなくなった時は、歯科医師の腕が問われるようになります。

インプラントの構造

2、下歯槽神経・血管の損傷

下あごの奥歯のインプラントを行う際に最も気をつけなければならないのは、下歯槽神経の損傷になります。下歯槽神経を傷つけてしまうと唇に麻痺症状が出ます。麻痺は、下歯槽神経を切断していなければ年月共に治ってくると言われていますが、神経の治癒は最も遅いために年単位の期間がかかることがあります。

写真の患者さんは、以前にブレードタイプのサファイアインプラントを埋入されたそうですが、それ以降、麻痺が治っていないと相談にいらした患者さんです。

赤のラインが下歯槽神経ですが、サファイヤインプラントが触れてしまってます。この後サファイヤインプラントを撤去しますが、麻痺が残り回復するに1年以上の時間がかかりました。

血管の損傷による失敗は、インプラント埋入で唯一の死亡事故があります。その事故は、血管損傷による事故でした。非常に複雑なのですが、手術中に血管を損傷した際は、出血もなくその後帰宅して麻酔が切れてから、出血が徐々に起こり、舌が気道を圧迫して窒息死したというケースでした。麻酔を行うと出血が制限されますので。

3、骨造成(GBR)の失敗

歯を抜歯してから長い期間放置していた場合や歯根の膿が大きいために抜歯となった場合や重度歯周病で歯を抜歯した場合、骨造成(GBR)が必要になります。横の骨幅を太らせる骨造成と高さを増す骨造成の2種類の方法があり、特に高さを増す骨造成は、難易度が高いです。

日本の中でも技術に卓越した歯科医師が骨造成(GBR)を行い成功している症例も何度も見ていますが、一方で失敗している症例も何度も見ています。そのため、骨造成(GBR)の手術はテクニックセンスティブで難しいです。特に日本人の前歯骨造成(GBR)は、骨も薄く難易度が高いです。

インプラントとは
インプラントの構造

4、サイナスリフトの失敗

上顎の奥歯を抜歯して時間が経つと骨の吸収が始まり、骨の高さが2〜3㍉しか無くなってしまいます。そのため、上あごの横から穴を開けて人工骨を入れて骨の造成を行うサイナスリフト(垂直的骨造成)を行います。サイナスリフトは、横から開けた穴から薄い上顎洞粘膜(シュナイダーメンブレン)をゆっくり丁寧に剥いでいき、骨と上顎洞粘膜の間に人工的な骨を入れて骨の造成をはかります。

しかし、この上顎洞粘膜(シュナイダーメンブレン)は、薄くて破れやすいので、ちょっとした拍子に破れてしまうことがあります。大きく破れてしまうと修復不可能ですので、その日の骨造成は中止となります。

また、稀にですがサイナスリフトがうまくいった後に、患者さんが大きなくしゃみで骨の造成をしてテンションがかかっている膜に刺激を与えてしまい、破裂して人工的な骨が鼻から出てきてしまうことがあります。

サインスリフトと同時にインプラントを行う場合もあります。しかし、サイナスリフトをする骨は、もともと2〜ミリと薄いために、インプラントも同時に埋入する手術に成功しても、1週間後に糸取りで来院されるとインプラントが見当たらなくレントゲンを撮影すると上顎洞に転がっているというケースがあります。私も何度かこのような患者さんを見たことがあります。

5、ソケットリフトの失敗

 ソケットリフトは、上顎の奥歯で骨が吸収してないケースに用いる骨造成になります。骨の厚みが4㍉以上のケースに行う骨造成になります。

こちらは、垂直的に骨を造成する方法になります。ソケットリフトは、失敗が少ない方法と言われますが、見えない中での盲目的な方法ですので、これはこれでテクニックセンスティブとなります。上顎洞粘膜を上方へ挙上して人工的な骨を中に入れて上方へ骨を押し上げます。

インプラントとは

ソケットリフトを失敗した場合、人工的な骨が鼻から出てきますので、わかるかと思います。ソケットリフトを行った後は、くしゃみや咳を上品に行い、鼻への圧力を極力避けるようにしましょう。

鼻をかむ時もできるだけ圧力をかけずに拭う程度に留めて、できるだけそっとしておく必要があります。上顎洞の薄い粘膜を挙上していますので、テンションがかかっている時に刺激をしないのが1番になります。

インプラント手術後の失敗

インプラントの構造

1、インプラントの見た目が悪い

インプラントは、天然の歯と同じような見た目になると思われている患者さんも非常に多いですが、実際、骨や歯肉がない場合、インプラントの歯は長くなってしまうことが多いです。

これは、失った歯肉や骨の部分を補うために歯が長くなります。歯科医師の中には、失われた歯肉や骨を回復させて、見た目良く仕上げることができる方もいらっしゃいますが、ほんのひと握りの歯科医師ですし、その歯科医師も100%の確率でそのように仕上げる事ができるわけでもなく、費用も時間も必要となります。

インプラントとインプラントの距離が近い場合もかぶせ物の形態がいびつになったり見た目が悪くなったりする事があります。現在は、インプラントをPCでシミュレーションを行いガイドを用いてオペをしますので、距離が近いとか方向が間違っているとかの失敗が少なくなっています。

現在では、インプラントをする前にどのようなかぶせ物が入るかをシミュレーションできる時代です。CTを撮影して、歯科医師よりインプラントの説明を受ける際に、どのようなかぶせ物が入るのか?を聞いて見て、納得の上でインプラントオペを受ける必要があります。

2、インプラントと骨が結合しない

インプラント成功率は、90%以上と呼ばれています。しかし、10本埋入して1本失敗があるとも言えます。その失敗の多くがインプラントと骨が結合しないというケースになります。

骨との結合がうまくいかない理由は、術中にオーバーヒートといって骨がドリルで火傷をしてしまったり、骨よりも歯肉の治りが早く、骨とインプラントの間に歯肉が入り込み、お結合を妨げてしまったりすることで骨との結合が妨げられることがあります。

通常、下アゴ2ヶ月・上アゴ3ヶ月で骨と結合します。レントゲンを撮り骨との結合程度を確認しますが、どれぐらいで骨と結合するか?は患者さんや骨の高さや幅によって変わってきます。

インプラントとは
インプラントの構造

3、術後のケアを怠りインプラント周囲炎

 インプラントは虫歯にはならない!確かに虫歯にはなりませんが、だから歯ブラシや定期的なメンテナンスをしなくても良いということではありません。ある患者さんから、虫歯にならないから歯ブラシやメンテナンスも楽ですよと説明されたと聞いて唖然としたことがありました。

インプラントは、天然の歯よりも細菌に弱いです。一度細菌が付着するとなかなか取れないため、一気に歯周病も進みやすいです。気づいた時には、手遅れなことが多いのがインプラントの歯周病と言われるインプラント周囲炎になります。術後の歯ブラシやメンテナンスは非常に重要になります。

4、歯ぎしり・食いしばりによるインプラント失敗

コロナの時代となり、歯ぎしり・食いしばりで歯を失う患者さんが、さらに増えたと最近良く感じます。患者さんは、歯が痛くなったり・歯茎に炎症が始まってから、あれっ?なんか変だぞ?今までと違うぞと気がつつき来院されますが、もうその時には、ほとんどが手遅れの場合が多いです。

歯ぎしり・食いしばりで歯を失った場合、インプラントをしてもまた同じように歯ぎしり・食いしばりを繰り返します。それによりインプラントを失う患者さんが多いです。歯ぎしり・食いしばりは、悪習癖と呼ばれ1つの癖ですので、なかなか自分で直すことは難しいです。

インプラントとは

そのため、我々は、ナイトガードの装着を促しますが、違和感が強いなどと装着されない患者さんもいらっしゃいます。するとどうでしょうか?気づいた時には、インプラントの周りの骨がなくなってぐらぐら揺れ始め脱落するという現象が起こります。

インプラントをすれば歯ぎしり・食いしばりが治るのではなく、継続して行われますので、他の歯やインプラントを守る意味でもナイトガードの装着は、必須となります。

インプラントの構造

5、インプラント体の破損

長年インプラントの治療を行っていると様々なハプニングに見舞われます。その中でもインプラント自体が割れる・折れるという経験は、なかなか忘れることができない経験です。

インプラントのメーカーにより割れやすい・折れやすいがあるのは確かです。なぜか?それは、インプラント形状が細かったり薄かったりすればそのような現象が起きやすいわけです。その代わり、薄い・細いでメリットもあるわけです。

インプラントが割れる・折れるといった破損は、ごく稀におきますが、それが起きないわけではないことを覚えておきましょう。

また、インプラントとかぶせ物をつないでいるネジですが、歯ぎしりなど強い力が加わるとネジが緩んで、インプラントに直接大きな力が加わるようになっています。なのでゆるむ事があると必ず覚えておいてください。ゆるむと高さが高くなったり、カタカタしたり、かぶせ物がゆれたりするのですぐにわかると思います。その際は、すぐに歯科医院にご連絡するようにしてください。

インプラント失敗を
防ぐには?

インプラント失敗を防ぐには、患者さんの体調管理は非常に重要になります。健康な状態を維持することで、良質なインプラント治療を受けることができます。日頃から3食正しく食べ丁寧なブラッシングを行い、健康的な生活を送ることが良い治療を受けるための第1歩になります。

禁煙はマストです。日本口腔インプラント学会では「禁煙宣言」を行っており、喫煙が歯ぐきやインプラントに悪影響をあたえることは、明らかとなっており失敗を防ぐには、禁煙をするしかありません。また、インプラント上部構造セット後も喫煙をされますとインプラントの寿命は、確実に短くなります。

歯ぎしり・食いしばりで歯を失った患者さんは、ナイトガードの装着は、マストになります。インプラント治療を始める前よりナイトガードを装着して夜間の歯ぎしり・食いしばりに備えて他の歯も失わないようにしましょう。

インプラント治療を受けた後は、現在までの日々のブラッシングですと問題があるために歯を失っていますので、変化の時がインプラントになります。1日のブラッシング時間を倍以上に増やしてこれ以上歯を失わないように、フロスや歯間ブラシでセルフメンテナンスを変えていきましょう。

インプラントの構造

インプラント失敗の確率

インプラントの構造

インプラント治療成功の基準は、1998年トロント会議で話あわれました。

  • インプラントは、患者と歯科医師の両方が満足する機能的・審美的な上部構造を良く支持している
  • インプラントに起因する痛み、不快感、知覚の変化、感染の兆候などがない
  • 臨床的に調査する時、個々の連結されていないインプラント体は動揺しない
  • 機能開始1年以降の経年的な、垂直的骨吸収は、1年間で0.2㍉以下である

上記内容は、患者側から見た治療の評価が加えられているのが特徴で、以前は歯科医師が見て成功かそうでないかの基準が多かったが、トロント会議では、患者から目線の内容も盛り込まれている点が違います。

インプラントの成功率や失敗率に関しては良く議論に登りますが、そもそもインプラントのメーカーが多岐に渡るのと上あご・下あごや前歯・奥歯でも変わってくるので、一概に比べられないのが現状です。もっとわかりやすく比較するとなると同じ患者さんで、両側の同じ部位に1本ずつインプラントを同じメーカーで行った場合に、どちらの成功率が高かったか?を100人くらい比較するデータがあれば比較しやすいですが、そんなデータがないのが実情です。

では、実際失敗の確率は、どれくらいのなのでしょうか?年齢や部位やメーカーにより様々でしょうが、およそ90%くらいの成功率なのではと思います。つまり、10本インプラントを埋入すれば1本は失敗する可能性があるという事です。このことからもインプラントを埋入して失敗しても、その後のリカバリーができる歯科医師としっかりとお付き合いすべきです。インプラントは、全て成功する治療ではなく、1/10の確率で失敗することを忘れないでください。

インプラント失敗後の
やり直し

インプラントが何かしらの問題で失敗してやり直しになる可能性が10%くらいあります。100%上手く行くわけではありません。そのため、あらかじめ自分の主治医ともしもの事に関しても話し合っておく必要があります。つまりプランBに関して話し合っておく必要があります。

インプラントが失敗したので、もう信頼ならないではなく、失敗してもこれからも一緒にどうしたら良いかを考えてくれる歯科医師とお付き合いしていく必要があります。また、他人が失敗した後のインプラントのやり直しは、実は非常に難しいです。

なぜなら、失敗したことにより骨が吸収して少なくなったり歯肉が萎縮したりしているからです。そのため、できれば1度患者さんの歯茎を開いたことのあるドクターが再度トライした方が良いことがあります。

インプラントが失敗して相談が主治医の先生にできない・しにくいと・信頼できないと言った場合は、他に下記の相談方法があります。

  • セカンドオピニオンで他歯科医院へ相談
  • 弁護士に相談する
  • 各地域の歯科医師会に相談する
  • 国民生活センター
インプラントとは
インプラントの構造

1、セカンドオピニオンで他歯科医院へ相談

セカンドオピニオンで他歯科医院へ相談ですが、多くの人がどの歯科医院に相談すれば良いのか?わからないと言います。確かに歯科医院もたくさんあり、どの歯科医院がインプラントに長けているのか?わからないと思います。

私のおすすめは、大学病院になります。大学病院であれば現在まで様々なケースを経験されているドクターがいますし、設備もそれなりに整っているので、対応がしやすいと思います。個人の歯科医院で多くの種類のインプラントメーカーの部品を在庫しておくことは、なかなか難しいです。

2、弁護士に相談する

明らかに歯科医師に失敗の原因がある場合は、弁護士に相談すると良いでしょう。

歯科医師に過失があり、訴訟を起こしたい場合は、弁護士に相談する必要があります。その際に、必要になるのはカルテになりますので、カルテ開示を歯科医院にお願いしておくと良いでしょう。カルテ開示に関しては、印刷代など細々とした費用や作業が必要などで前もって終わらせておくと弁護士との相談の際にスムーズに進みやすいです。

弁護士に相談するには、費用が必要になりますので、確実に歯科医師を訴えるという段階で相談する必要があります。

インプラントとは
インプラントの構造

3、各地域歯科医師会に相談する

日本全国各地にその地域の歯科医師会があります。お近くの歯科医師会に相談いただくのも1つの方法になります。

歯科医師会を通して相談内容を歯科医院へ伝えることができるかもしれません。しかし、あくまでも、伝える程度であり指導したり何か制裁を加えたりするような機関ではありません。

4、国民生活センターに相談する

 インプラントのクレームが一時期国民生活センターに殺到しているという時期がありました。そのため、2011年12月にインプラントにまつわる問題を公表し、関連学会や機関に改善するように求めています。

要望内容はインプラント治療指針のより一層の周知及び、消費者がインプラント治療の専門的知識や技能を修得した歯科医師や歯科医療機関を選べるための取組みを要望します。

これに対して、日本口腔インプラント学会も改善するとしっかりと答えています。

インプラントとは

その後も1年に60〜80件の相談があり、金額の回答のあった問題は、240件あり70件は、50万円以上の契約で、46%は100万円以上の契約であった。身体的問題が継続した相談は、211件でその内1年以上継続したケースは、約半分50%で3年以上継続したケースは、20%だったそうです。

国民生活センター電話番号:188

インプラント失敗後の返金

インプラントを行ったが骨と結合しない、骨が足りない、かぶせ物が合わないなど理由は色々とありますが、患者さん側に問題がなければ、歯科医院に返金を求めれば応じてくれるケースがほとんどです。しかし、返金に応じられないと言ったケースもあります。例を挙げておきますので、参考にしてください。

インプラントの構造
  • 歯科医師の指示を聞かない
  • 約束をした日に来院されない
  • 定期検診に通われていない
  • 歯ブラシなどセルフケアを怠っている
  • ナイトガード装着を指示されてもしていない

基本的な上記の内容ですが、患者さんが来院されないと治療できませんし、定期検診を受けない・歯ブラシをしなければ歯周病になりますし、ナイトガードつけなければ力に負けてしまいますので、守らなければならない内容は、しっかりと守る必要がありますが、上記の内容を守っていることとは、別に問題がある場合は、返金に応じてもらえると思いますので、歯科医院に相談をしてみてください。

上記の内容に問題なく、歯科医院にも相談しても返金してもらえない場合は、弁護士に相談されると良いと思います

前歯のインプラント失敗例

前歯で骨の造成を行ったケースですが、骨の造成を行ってから3ヶ月して歯茎より、膿のようなものが出るということで、来院されました。原因は、骨の造成を行いましたが、中の人工骨が感染を起こして膿が出ている状態です。

歯肉を開いて、感染している人工骨を洗い流して除去して、再度歯肉が回復してから、骨造成とインプラント埋入を行いなんとか回復することができました。いずれにしても前歯のインプラント治療は、非常に難しいです。

前歯は、骨も薄く抜歯をしてから、期間が開くと骨造成が必須となります。また、それでなくとも骨がないので難しいケースとなります。もっと言えば歯肉移植も必要となるので、術者の腕が問われるのが、前歯のインプラントになります。

インプラントとは

インプラントのご相談

インプラントの構造

「インプラントって、どんな治療?」「保険外だから、高額な治療費がかかるから心配」「手術は痛いのでは?」「骨にインプラントを入れて大丈夫なのか」「高い費用かけて、何年持つのだろう?」「失敗やトラブルもあるらしいから不安」等など、インプラントを検討するときに、様々な疑問や不安があるのは当然だと思います。

当院では、患者様の納得に至るまで、細部に渡って、説明させていただきます。少しでも疑問や不安があっては、トラブルの要因になりますから、事前にすべてのリスクを取り払って、インプラント治療を行いたいと考えています。

高額な費用をかけるのですから、できるだけ積極的に、担当医に相談をして下さい。

インプラント相談のご予約 インプラントのご相談 よくある質問-インプラント
関連ページ