知らないと損?オールオン4と医療費控除について徹底解説 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

知らないと損?
オールオン4と
医療費控除について
徹底解説

インプラント治療では、欠損した部位の顎の骨にインプラント体と呼ばれる歯の根っこに相当するものを直接埋め込みます。そのため、噛んだ時の感覚が自然な状態に近いといわれています。
しかし、インプラント治療は自費診療のため、費用が高額になります。

今回は、インプラント治療にかかる費用を抑えることができるオールオン4と呼ばれる治療方法と医療費控除について説明します。

目次

オールオン4とは

オールオン4とは、4本のインプラントで片顎全ての歯を支える治療方法です。
例えば、上顎全ての歯を失い、オールオン4で治療を行う場合、4本のインプラントを埋入しそこに前歯から奥歯まで一塊となった人工の歯を装着します。
以下では、オールオン4のメリット・メリットについて説明します。

オールオン4

メリット

  1. 費用を抑えることができる
    通常のインプラント治療では、1本のインプラントに対して1本の人工歯を装着します。そのため、失った歯が多いほど必要なインプラントと人工歯の本数が増え、治療費が高くなります。
    一方、オールオン4では、4本のインプラントを用いて前歯から奥歯まで人工歯を装着することができるため、費用を抑えることができます。また、これに加えて後述する医療費控除制度を利用することによりさらに出費を抑えることができます。
  2. 骨量が少なくても治療ができる
    インプラントは顎の骨に埋め込む必要があります。顎の骨が痩せているとインプラントが安定しないため治療を行うことができない場合があります。
    このようなケースの場合は、通常であれば骨を増やす骨造成と呼ばれる処置を行った後にインプラント治療を行います。オールオン4では、インプラントの本数が4本と非常に少ないため、骨量が多い部位にインプラントを埋入することができます。
    更に、骨造成に必要な費用も抑えることができます。
  3. 身体的な負担が少ない
    上の歯を全て失った場合のインプラント治療では、10本以上のインプラントを埋入する必要があります。
    この場合は、一度の手術でインプラントを埋入することは難しく、2〜3回に分けて手術します。骨造成などの処置が必要になると手術回数は更に増え、その分費用が高くなり、身体的な負担も大きくなります。
    一方、オールオン4は、インプラントを埋入する本数が少なく1回の手術で終えることができます。また、インプラントに仮の人工歯を装着することができるので、手術をしたその日に噛むことができます。
  4. よく噛める
    歯を全て失った場合は、入れ歯が治療法として挙げられます。入れ歯は外れやすく、上手く噛むことが難しいことがあります。
    一方、オールオン4は顎の骨に直接インプラントを埋め込み、そこに人工歯を装着するので天然の歯と同じような感覚で噛むことができます。
    また、話している時も入れ歯のように外れることがないので、発音しやすくストレスなく会話することができます。
オールオン4のメリット

デメリット

  1. 抜歯する必要がある
    オールオン4は、前歯から奥歯までの一塊となった人工歯を4本のインプラントに装着する治療方法です。
    そのため、オールオン4を行う部位に歯が残っていると、人工歯を装着することができません。オールオン4を希望される場合は、人工歯が装着できるように健康な歯であっても抜歯をする必要があります。
  2. 費用が高い
    オールオン4は、保険適用ではありません。そのため、治療費が高額になります。オールオン4の費用の相場は、350〜400万円ほどです。
  3. 高度な技術が必要
    オールオン4は、高度な技術が必要とされます。
    そのため、インプラント治療は受けられてもオールオン4治療は受けられないという歯科医院は数多くあります。オールオン4を受けられる歯科医院は限られているので注意しましょう。
  4. 手術できないケースがある
    オールオン4は、外科的な治療です。疾患のある患者さまがオールオン4での治療を希望される場合は、かかりつけの先生に連絡を取ることがあります。
    手術を問題なく受けられることの確認が取れたら、治療を受けられます。手術に問題がある場合やその他にも顎の成長途中の未成年、喫煙者も治療を受けられないことがあります。
  5. 治療後も定期的に通院する必要がある
    オールオン4の治療後も定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠るとインプラントの周りに汚れが付着し炎症が起きます。
    この炎症がひどくなると、インプラントが取れることがあります。治療後もご自身のセルフケアに加えて定期的に歯科医院で専門的なメンテナンスを受けましょう。
オールオン4の適応 オールオン4治療後のメインテナンス

医療費控除とは

ここまででオールオン4について説明しました。次に、オールオン4の治療費を抑えることのできる医療費控除制度について説明します。
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合に税金の一部が還付される制度です。
医療費控除の要件には2つあります。1つ目は、対象となる医療費はその年の1月1日から12月31日までの1年間で支払った医療費です。
2つ目は、納税者が自己または自己と生計を共にする配偶者やその他の親族のために支払った医療費であることです。つまり、納税者本人以外のご家族や生計を共にしている親戚がオールオン4を行った場合も医療費控除の対象となります。
心当たりがある場合は、お近くの税務署に相談してみましょう。

医療費控除の計算方法

では、具体的にどのくらいの金額が控除されるのでしょうか。医療費控除の計算式は下記のようになります。

医療費控除額(最高200万円)=
①その年に支払った医療費-
②保険金などで補填される金額-
③10万円または所得金額の5%
(どちらか少ない金額)

まずは、式の説明をします。

①その年に支払った医療費

1年間に支払った医療費の合計です。納税者以外の生計を共にする家族や親族の分の医療費を含みます。

②保険金などで補填される金額

生命保険や損害保険から医療費の補填を目的として支払われる医療保険金や入院費給付金、傷害費用保険金などがここに含まれます。

③10万円または所得金額の5%
(どちらか少ない金額)

10万円もしくは所得金額の5%のうち少ない金額がここに含まれます。200万円の5%は、200万円×5%=10万円となります。このことから、所得金額が200万円以上になると、③の金額は10万円を超えてしまいます。
③は、10万円または所得金額の5%のどちらか少ない金額となっています。そのため、所得金額が200万円以上の人は、③は一律10万円ということになります。
一方で、所得金額が200万円よりも少ない場合は、10万円を超えることがないので所得金額の5%が③の金額となります。
以上をまとめると、所得金額が200万円以上の場合は③は10万円、200万円未満の場合は、所得金額の5%となります。

求めた医療費控除に所得税率をかけると所得税の還付金を求めることができます。また、医療費控除に10%をかけると住民税の減税額を求めることができます。

医療費控除の計算例

所得金額が500万円の場合
(オールオン4の費用が350万円、
保険金などで補填される金額がないケース)

所得金額が500万円の場合、③は10万円となります。以上から、先ほどの式に当てはめると、医療費控除は340万円となります。
しかし、医療費控除の上限金額が200万円であるため、今回の医療費控除は200万円になります。これをもとに所得税と住民税の還付金を算出すると

所得税の還付金額:200×20%(所得税率)=40万円
住民税の減額金額:200×10%=20万円

となります。以上から、60万円が医療費控除により戻ってきます。

所得金額が700万円の場合
(オールオン4の費用が350万円、
保険金などで補填される金額がないケース)

この場合も医療費控除は200万円になり、住民税の減額金額も20万円となります。しかし、所得税率が高くなっているため所得税の還付金は、46万円と高くなります。(200万円×23%=46万円)
以上から医療費控除を申請することで、かなりの節税になることがわかります。

医療費控除を行うための
手順

次に医療費控除を申請する手順について説明します。

①医療費控除の対象かの確認

1年間に支払った医療費や領収書を確認し、医療費控除の対象であるかを確認します。対象となる場合、医療費控除額や還付金を計算します。

②確定申告書と医療費控除の
明細書の作成・提出

確定申告書と医療費控除の明細書を作成します。医療費控除の明細書には、領収書や健康保険組合などから送られてくる医療費のお知らせを参考に記入しましょう。また、マイナポータル連携を利用すると、確定申告書を作成する際に必要な医療費控除申請欄の該当項目に医療費通知情報が自動入力される仕組みがあります。詳しくは、国税庁ホームページを確認しましょう。書類を作成後、確定申告書と医療費控除の明細書を申告期間内に所轄の税務署に提出します。

③還付金の受け取り

確定申告後、1ヶ月程度で指定した銀行口座に還付金が振り込まれます。

国税庁HP

まとめ

今回は、オールオン4と医療費控除について説明しました。
オールオン4は、4本のインプラントを顎に埋め込み、そこに人工歯を装着する治療方法です。治療費を抑えることができることに加えて、噛んだ時の感覚が天然の歯と近いという特徴があります。
オールオン4は自費診療のため、治療費の相場が350〜400万円と高額になります。しかし、医療費控除制度を利用すると、節税をすることができます。
例えば、所得金額が500万円の場合、所得税の還付金は40万円、住民税の減税額は20万円となり計60万円の節税となります。

オールオン4をご希望の方は、医療費控除制度を活用しましょう。

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