インプラントの残存率について
一般的にインプラントは、下顎の残存率が高く上顎の残存率は低い傾向にあります。治療から5年経過した時点での下顎の残存率は100%に近いとされていますが、上顎に関しては90%程度にとどまります。更に5年が経過すると下顎の残存率は90%前半程度まで低下し、上顎は80%程度まで低下すると言われています。
この残存率を見ると、下顎のインプラント治療では寿命に関して心配する必要はほとんど無いと考えてよいでしょう。
インプラント治療を検討される方はインプラントの寿命、つまりどの程度の期間インプラントが正常に機能するかについて気になることも多いでしょう。
しかし、オールオン4を含めたインプラント治療におけるインプラントの寿命は個々人の体質、治療を受けた医師の技術、治療方法との相性、手入れ状況など様々な要因に左右されるため、断定することが困難です。
ただし、これまでのインプラント治療で蓄積されたデータから、経過年数とインプラントの残存の関係については見て取ることが可能です。
一般的にインプラントは、下顎の残存率が高く上顎の残存率は低い傾向にあります。治療から5年経過した時点での下顎の残存率は100%に近いとされていますが、上顎に関しては90%程度にとどまります。更に5年が経過すると下顎の残存率は90%前半程度まで低下し、上顎は80%程度まで低下すると言われています。
この残存率を見ると、下顎のインプラント治療では寿命に関して心配する必要はほとんど無いと考えてよいでしょう。
一方、上顎ははじめの5年で1割程度の方がインプラントに異常が起きていますし、年数による残存率の低下が激しいことがわかります。そのため、上顎へのインプラント治療を検討している方は、自身の体質、適した治療方法などを事前にしっかり医師と確認し、受けることを決定するようにしましょう。
喫煙をしている方はインプラント治療の成功率・寿命ともに低くなる傾向にあります。
これは、タバコに含まれるニコチンが血流の正常な流れを阻害し、歯周病を引き起こすことなどが原因です。そのため、インプラント治療を検討する際には禁煙を行うことをオススメします。加えて、インプラントの寿命にはご自身の手入れも大きく影響します。
治療が完了したからといって、日々の口内清掃や定期的なメンテナンスを怠ってしまうと急速にインプラントの寿命は低下します。そのため、まずは自身で口内の清潔を保つことがインプラントの寿命を伸ばすことにつながります。
オールオン4治療後のメンテナンス