インプラントのメリット・デメリット | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

インプラントのメリット・
デメリット

インプラントのメリットや
デメリットについて

インプラント治療を受ける際は、メリットばかりに目が行きがちだと思いますが、インプラントのデメリットもしっかりと理解する必要があります。インプラント以外の治療方法でもメリット・デメリットが存在して、全て問題のない治療方法はありませんので、全てを理解した上で治療方法を選択しましょう。

インプラント治療は、期間も長く終わった後もメンテナンスで通いますので、治療が終了してこんなはずではなかった。とならないためにもインプラントデメリットを理解しておく必要があります。

インプラントのデメリット

1. 外科手術が必要になる

外科手術を行いますので、少なからず腫れたり・傷んだり・出血する可能性があります。

インプラントの場合、1回法は、外科手術1回で、2回法は、外科手術が2回必要になります。他に骨造成や歯肉移植などの治療も行う場合は、プラスして外科手術が必要になります。

2. 骨がない時は、
骨の造成が必要になる

抜歯をしてしばらくすると抜歯した箇所の骨は、吸収していきます。骨は歯があるので存在していましたが、抜歯をして歯がなくなると生体反応として、骨は必要ないと判断して、吸収してしまうわけです。これを難しい専門用語で「廃用性萎縮」と呼んでいます。

抜歯をしてどれくらいで骨が吸収するかというと半年から1年くらいで吸収が始まります。つまり、放置しておけば置くほど骨は吸収するわけです。

骨がなくなるとインプラントを打つに十分な高さと幅がありませんので、骨の造成が必要になります。また、放置している期間が長ければそれだけ骨も吸収しているので、骨造成も大掛かりとなり時間もかかります。

3. 保険外の自由診療で治療費用が高い

インプラントは、1部の治療を除いて全て保険外の自由診療になります。通常、保険診療の場合は、3割負担なためにそんなに費用が高いと思わないかと思います。

インプラントの場合、まず保険外治療になります。そのため、10割負担ですし、そもそもインプラントの治療自体が高額な治療になります。日本の平均1本インプラント価格は、40万円ですので決して安い治療費ではないです。歯を1本失う代償は、大きいわけですので、日々のブラッシングをしっかりと心掛けましょう。

4. 治療期間が長い

虫歯の治療のように歯を削って型を採って銀歯を次回詰めましょうといった2回で終わる治療ではありません。

下あごのインプラントは、骨が硬くしっかりとしているので治療期間が、上あごに比べると短くて3ヶ月です。

上あごのインプラントは、下あごに比べて柔らかいので、治療期間が、下あごに比べると長くて4ヶ月です。

ですので、+2〜3ヶ月治療期間がかかり骨がなく造成をした場合、骨ができるまでに4〜6ヶ月かかり、そこからインプラント治療ます。

いずれにしてもインプラントは、骨との結合期間を待たなくては、なりませんので時間と期間がかかります。治療回数は、骨とインプラントが結合する期間は、通う必要がないので、そこまで回数はかかりません。

5. 術後はメンテナンスが
必須になります

インプラントに限らずですが、歯には、ヌメヌメ汚れが付着します。これは、細菌の塊(バイオフィルム)と呼ばれています。この細菌の塊が歯の表面につくと通常の歯ブラシでは、落とすことのできない汚れとなります。そして、細菌の温床となり虫歯や歯周病の原因となります。

スゥエーデンでは、定期的に細菌の塊(バイオフィルム)を除去したら、80歳で20本以上歯が残ったという研究データがあり、多くの方が定期的に歯科医院でクリーニングを受けるそうです。日本でもそういったスゥエーデンの試みを真似して予防的な治療が行われるようになりました。

インプラントも3〜6ヶ月に1度のクリーニングで歯周病予防を行いましょう。

6. 天然の歯と同じような
感覚で噛めない

歯の周りには、歯根膜と言われるトランポリンが存在しています。この歯根膜は、食べ物を食べる際に食感として感覚的に食べ物を味わう器官です。日本人は、特にこの食べ物に対する食感が優れており、言葉でも「歯応え、噛み心地、歯触り」など欧米にはない表現が日本語として存在しています。

右の図で言う赤の部分が歯根膜になります。インプラントは、この赤の部分がなく骨とインプラントが直接結合するのでトランポリンの役割がないわけです。そのため、噛んだ感覚が違うという現象が起こります。

海外のセミナーに参加した際に、患者さまから噛んだ時に天然の歯とインプラントは、感覚が違いますと聞かれたことはないか?と質問をしたところ、海外のドクターでYESと答えた人はでした。なのでこの歯根膜感覚は、日本人特有の繊細な感覚といっても良いかもしれません。

7. 見た目が天然の歯よりも
長くなることがある

前述した通り、歯を抜いてそのまま期間が立ってしまうと骨が吸収します。骨が吸収するとインプラントを埋入する位置が問う深くなります。深い位置にインプラントが埋入されるとそれを補うために、被せ物の歯を長く作る必要があるわけです。

奥歯であれば、見た目もそこまで目立ちませんので、問題ない場合がありますが、前歯は、笑った際に歯根膜が見えますので、その症例と良く相談してセット後の長さを確認して主治医と良く相談して治療方法を決定しましょう。

8. 食べ物が詰まるようになる

6で歯根膜の話をしました。天然の歯は、動きますがインプラントは、動きません。人間の歯は、年齢と共に前に出てくる性質があります。それに対して、一度骨と結合したインプラントは、動きませんので、動いた歯と動かないインプラントとの間に隙間が出て来るわけです。これは自然の摂理であるため、あらかじめ理解しておく必要あります。しかし、歯とインプラントの間にできた隙間は、修理をすることができますので、安心してください。

我々の歯科医院ですと、インプラントの被せ物をお預かりして修理することが可能となっています。

9. 虫歯にならないが歯周病になる

インプラントは、虫歯にはならないが歯周病になります。これは、インプラントの被せ物は、セラミックや金属ですので、虫歯菌が溶かすことができません。そのために虫歯になることは一生ありません。

それに対してインプラントは、歯周病になります。歯周病は、周りの骨を溶かす病気になります。インプラントの周りには、骨があり、その骨を溶かして最終的にはグラグラとなりインプラントを撤去しなければならなくなります。

日々のブラッシングやフロスなどが重要となります。

10. 前歯のインプラントは難しい

前歯のインプラントは、難しいです。特に日本人は、難しいです。先日外国の女性の親知らずを抜歯しました。非常に立派な親知らずで外国の方としては、華奢な方でしたがなかなかのものでした。とつまりはですが、海外の方は、非常に顎も歯肉もたっぷりあるのです。

それに対して日本人は、どうかというと顎も歯肉も少ないんです!特に前歯の部位は、骨が少ない可能性が高いので、我々歯科医師も前歯のインプラントは、慎重に慎重に診査を行い、場合によっては行わない場合もあります。

インプラントのメリット

1. 強く噛むことができる

インプラントのメリットは、強く噛むことができることです。入れ歯は、天然の歯の1/3くらいしか噛むことができないと言われています。入れ歯は、プラスティックでできており、両隣の歯をバネでので、噛む力は20〜30%です。

ブリッジの場合強く噛むことは、できますが3本あった歯を2本の歯で支えるので、強く噛むことで荷重負担になりやすいです。

インプラントは、荷重負担もなク骨と結合すると硬いものでも噛むことができます。これは、大きなメリットになります。

2. 取り外す必要がない

入れ歯を装着している人の不満に挙げられるのは、人前で入れ歯を外すのが恥ずかしいとかいちいち取り外すのが面倒だと、おっしゃる方が非常に多いです。インプラントにすると固定式に変更できますので、わざわざ外す必要がなく、天然の歯と同じように歯ブラシを毎日してメンテナンスを行うことができます。

やはりインプラントのメリットとして取り外す必要がないというのは、大きなメリットと考えて良いと思います。

3. 発音障害が少ない

上の入れ歯はさ行た行などを発音する際に、厚みが発音を阻害することがあります。

他にも下あごは、舌の運動を阻害することにより、うまく発音することができなかったりします。

入れ歯は、粘膜の上に覆い被さるようにして作製されますので、どうしてもその部分の厚みが必要になり、発音を阻害しまいます。

ブリッジは、歯のない部分はダミーですので、そこから空気がもれやすく、歌を歌う時などにどうしても発音がしにくいという状態になります。

4. 入れ歯やブリッジよりも見た目が良い

入れ歯は、バネが必要ですので隣の歯にバネが見えてしまいます。バネの色は、金属ですのでどうしても目立ってしまいます。

ブリッジは、歯のない部分は、ダミーの歯をあたかも歯があるかのように設置しますが、やはり限界があります。

インプラントは、天然の歯と同じように歯の形態や高さを設定できますので、見た目が良いです。

5. 隣の歯を削らない

隣の歯を削る必要がないのも、インプラントの大きな特徴です。歯の神経を削ってとると歯の組織の半分が失われますので、歯の寿命が短くなるという報告もあるくらいです。

また、歯の神経を失うと虫歯になっても痛みを感じませんので知らない間に虫歯が進行していう状態になりやすいです。できれば隣の歯を削らないで残したいですね。

6. 虫歯にならない

インプラントは、虫歯菌により歯が溶けません。もちろん、インプラント上部構造は、セラミックか?金属です。インプラント自体は、チタンですので、溶ける性質のものは、何もありません。なので虫歯になることはありません。

しかし、歯周病になりますので、歯を磨かなくて良いというのは違いますので、お気をつけください。

7. 噛み合わせが整う、崩れない

歯を抜歯した後にそのままにして置くと下に歯がなければ、上の歯は、どんどん下に伸びてきます。

上に歯がなければ、下の歯は、上にどんどん伸びてきます。

これにより咬合が崩壊していきます。最終的には、歯と歯肉が噛み合うようになり、痛みという問題が発生します。このような問題が起こらないためにも、インプラントなどできちんと歯が移動するのを防ぎ噛み合わせのバランスを整えることが重要となります。

8. MRIは、問題なく撮影できる

MRIの撮影がインプラントを行うとできませんという相談を何度か受けましたが、インプラントを行っても基本的には、MRIを受けることは全然可能です。

しかし、入れ歯タイプで磁石を用いた装置を用いたインプラントは、MRIの撮影するときにハレーションといって、画像が乱れてしまいますので、そのような時は、磁石の装置を取り外す必要があります。

7. 噛み合わせが整う、崩れない

歯を抜歯した後にそのままにして置くと下に歯がなければ、上の歯は、どんどん下に伸びてきます。

上に歯がなければ、下の歯は、上にどんどん伸びてきます。

これにより咬合が崩壊していきます。最終的には、歯と歯肉が噛み合うようになり、痛みという問題が発生します。このような問題が起こらないためにも、インプラントなどできちんと歯が移動するのを防ぎ噛み合わせのバランスを整えることが重要となります。

前歯のインプラントメリット

前歯のインプラントは、入れ歯はもちろんバネがあるので、特別なケースを除いて避けたいところです。

前歯のブリッジを選択する場合もありますが、この写真のケースのように隣の歯が、天然歯の場合は、削りたくないですよね。

ということで前歯のインプランを選択することになりますが、前述した通り日本人の前歯の骨量は、少ない場合が多いです。そのため、条件が整っていないと難しい場合が多いです。例えば、骨の高さや幅などの条件が整っていない場合は、骨の造成が必要になりますが、前歯の骨造成は、非常にテクニックセンスティブで、技術が必要になります。熟練した経験と技術が必要になりますし、日本人は歯肉が薄いですので、条件が整っているケースでインプラントを選択することになります。

奥歯のインプラントメリット

奥歯を1本失った場合に、歯科医師であれ患者さまであれ、第1選択の治療方法は、現在、インプラントになっています。

以前は、多くの歯科医師がインプラントの経験が少なく、インプラントならブリッジの方が良いのではないか?と経験がないが故に嫌煙してきたこともありましたが、現在は、インプラントの歴史が示すように成功率も高く、隣の歯を削るならインプラントを選択する歯科医師や患者さまが増えています。それだけ奥歯へのインプラントのメリットが認められる世の中になったという事ではないかと思います。

インプラントのご相談

「インプラントって、どんな治療?」「保険外だから、高額な治療費がかかるから心配」「手術は痛いのでは?」「骨にインプラントを入れて大丈夫なのか」「高い費用かけて、何年持つのだろう?」「失敗やトラブルもあるらしいから不安」等など、インプラントを検討するときに、様々な疑問や不安があるのは当然だと思います。

当院では、患者様の納得に至るまで、細部に渡って、説明させていただきます。少しでも疑問や不安があっては、トラブルの要因になりますから、事前にすべてのリスクを取り払って、インプラント治療を行いたいと考えています。

高額な費用をかけるのですから、できるだけ積極的に、担当医に相談をして下さい。

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