歯石の原因は?
歯石の原因は、放置されたプラーク(歯垢)になります。48時間プラークを放置していると歯石に変わります。また、歯石をそのまま放置しているとどんどん硬くなります。
硬くなると除去が難しくなり、歯茎の中まで歯石が進行すると麻酔を行って歯石を除去する必要があります。歯石の種類ですが、歯肉の上に付着した歯石を歯肉縁上歯石と呼び、歯肉の下にできた歯石を歯肉縁下歯石と呼びます。
皆さん、歯石って聞いたことがあると思いますが、そもそも歯石を除去する必要があるのか?
自分にも歯石がついているのか?歯石をとるとしたらどんなことをして、痛みがあるか?などとクエッションなことが多いと思います。今回は、歯石除去に関して説明します。
歯石の原因は、放置されたプラーク(歯垢)になります。48時間プラークを放置していると歯石に変わります。また、歯石をそのまま放置しているとどんどん硬くなります。
硬くなると除去が難しくなり、歯茎の中まで歯石が進行すると麻酔を行って歯石を除去する必要があります。歯石の種類ですが、歯肉の上に付着した歯石を歯肉縁上歯石と呼び、歯肉の下にできた歯石を歯肉縁下歯石と呼びます。
歯肉縁上歯石は、白く唾液由来の歯石になり比較的柔らかいです。それに対して、歯肉縁下歯石は、血液由来の歯石になり非常に硬いという特徴があります。
上記に記述した歯肉縁下歯石は、歯肉の下にできた血液由来で非常に硬い歯石になります。この歯肉縁下歯石は、麻酔を行い痛みがない状態で、除去する必要があります。
麻酔が効いていますので、基本的に除去する際に痛みは感じませんが、やはり、患者様にとっては、がりがりと音や振動で嫌な気分だとおっしゃる方が多いです。
プラーク(歯垢)を48時間放置すると歯石となりますので、早め早めに歯石除去を行い、時間が空いてからの歯石除去は、避けるようにしましょう。
歯石除去は、保険診療で行うことができます。基本的に保険で行う場合は、お口の中を6部位にわけます。症状や歯周病の進行程度により回数は、変化しますが、1回から6回に分けて行い、その後に歯肉の回復状態を診査します。
歯肉の下に歯石ができていたり、歯肉の上の歯石除去で歯肉の回復が見られない場合は、お口の中を6部位にわけてスケーリング(歯石除去)とルートプレーニング(根面滑沢)を行い、歯肉の回復状態を最後に精査します。歯石除去の回数は、患者様の歯石の付着状態でかなり変わってきます。詳しくは、レントゲンを撮影後に主治医のドクターに確認しましょう。
歯石除去(スケーリング)は、保険で行うことができます。1部位:68点(3割負担)=200円×6部位=1,200円、この他に初診料やレントゲンや検査などの費用(約3,000円)が必要となります。
費用は、歯の本数や負担割合で変化します。保険で歯石除去を行う場合は、まずは検査を行い、歯肉炎・歯周病という診断が必要になります。患者様によっては、歯石だけ取ってほしいとなりますが、保険の場合、ルールに沿った診療が必要になりますので、ご理解の程よろしくお願いします。
プラーク(歯垢)を48時間、歯ブラシもせずに放置しておくと歯石に変わっていきます。一度歯石になってしまうとご自分の歯ブラシで除去することは、難しくなります。
また、歯石になり、時間が経てば経つほど硬くなりますので、早めに除去した方が、痛みもなく除去することができます。総合的に考えて歯石除去は、3ヶ月から4ヶ月に1回行うと良いです。
但し、すべての人が3ヶ月から4ヶ月に1回行えば良いというのではなく、歯石ができやすい人・できにくい人がいますので、患者様の歯に合った期間や頻度を歯科衛生士や歯科医師と相談して決めると良いと思います。
歯石を除去した後の、歯の表面は、ザラザラな状態になります。ザラザラな状態ですと、また直ぐに汚れがついてしまい、歯石が付きやすくなるのは、皆さんも想像しやすいのではないでしょうか?
歯石を除去した後は、できるだけ速やかにPMTCを行い、歯の表面をツルツルな状態にしたいですね。歯周病や虫歯にならないためにも、PMTCを行い、より一層の予防を心がけましょう。
保険と自費の歯のクリーニングの違い