歯周病について | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

歯周病について

歯をグラグラさせる
歯周病

歯周病

日本の成人の80%が歯周病

歯を支える周囲の組織を総称して歯周組織と言います。歯周組織は歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨の4つの組織から成ります。歯周病は、歯周組織において発生する炎症の総称です。

以前は、歯槽膿漏という言葉の方が一般的だったかもしれませんが、現在はあまり使われていません。また、細分化して、歯肉だけに炎症が起これば、歯肉炎と言い、他の歯周組織にまで炎症が拡大すれば、歯周炎と言います。

歯周炎について

歯周炎の方も、慢性歯周炎、侵襲性歯周炎、壊死性潰瘍性歯周炎等に細分化されます。

それらを総称しての歯周病の、主な症状として、最初は細菌に感染し、歯肉が腫れて出血、しかし一過性で治まるというパターンを何度も繰り返します。どんどん悪化しているという自覚があれば別ですが、腫れたり引いたりを繰り返すうちに、それが日常化してしまい、軽症だと思い込んでしまうことがネックになります。

知らない間に進行する歯周病

知らないうちに炎症は歯の奥の歯槽骨や歯根膜へと拡大していて、歯周組織を破壊します。

炎症の進行度合いは、歯と歯茎の境目の溝である歯周ポケットの深さで診断します。健康な歯茎だと深さは1~2ミリ、中程度の炎症で3~5ミリ、重度に進行した場合は6ミリ以上になります。人の歯の根は長くて10数ミリなので、6ミリだと既に歯がぐらつくレヴェルです。

歯周ポケットが深くなるほどに、溝に溜まったプラーク(歯垢や歯石)は自力で除去できなくなります。プラークは細菌の巣窟ですから、どんどん深部を浸食し、腫れや痛みに悩まされ、歯がぐらつき、噛む力が弱まり、やがて抜歯を回避できなくなります。

日本の成人の80%が歯周病を患っていると言われています。

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