再治療の少ないセラミック~嫌われる銀歯~

保険治療で奥歯の治療をされた場合にいきなり銀歯を入れられてしまうことがありませんか。
保険制度の影響から選択される治療や材料には制限があり、残念ながら最低限の治療しか行われないの
が現状です。
しかし白い歯を求める方が多くなってきた昨今、セラミックに対する関心も増えてきました。
今回は銀歯を避ける理由について説明していきます。

銀歯を嫌がる4つの理由

とにかく目立つ


写真のように1本だけ銀歯で他周りが白い場合、銀歯がやけに目立ってしまいます。
会話の最中や笑った時にどうしても相手から見られてしまいます。
銀歯を用いた治療も日本人だけですので、海外でも好奇な目で見られてしまうことがあるようです。
セラミックは歯の色を再現出来るので、違和感無く自然な状態でいられます。

歯や歯茎が黒ずんでくる


金属は口の中に入ると、徐々にその成分が溶け出してきます。
その結果アレルギーなどを引き起こす原因にもなり、また金属の周りの歯茎が黒ずんだり、歯そのものが黒くなってくることがあります。歯茎に刺青が入っているように色が残ってしまいます。

虫歯が出来やすい


銀歯は削った歯と厳密にはぴったりとは接着されていません。
そのためその境目から汚れや菌が入り込みやすく、虫歯になりやすいものです。
一方でセラミックは精度に優れ、また使用する接着剤も劣化がしにくいため、様々な刺激が多い口の中でも安定した状態を維持出来ます。

銀歯は汚れが残る


セラミックは表面がツルツルしていて汚れがつきにくい素材ですが、銀歯は作られる工程で細かな傷が多く作られます。
そこには汚れがつきやすく、落としにくくなっています。
また傷がついたときなどは更に汚れがつきやすくなりますので、歯磨きでも汚れが残りやすく、虫歯のリスクもあがってしまいます。

セラミックインレーが再治療を少なくさせる5つの理由


一度虫歯になって治療をすると、どうしても修復した材料に劣化が生じてきます。
劣化した材料の周りからは新しく虫歯が出来やすくなり、その結果どんどん歯を削らなくてはいけなくなってしまいます。
多くの方が選択なさる保険適応の奥歯の虫歯治療には、銀歯が使われます。この銀歯も劣化が早い材料です。
そこでここでは、銀歯のデメリットをなくしてくれるセラミックインレーについてご説明いたします。

 

インレーとは?

インレーとは、詰め物とも言われます。奥歯で出来た虫歯に対して装着されるものです。
虫歯を削って型を採り、当日は仮フタをして帰宅してもらい、後日出来上がってきたものを装着して噛み合わせを整えていきます。
保険診療では主に銀歯、保険適応外の自由診療では金歯(ゴールド)、セラミックなどが用いられます。

インレーによる虫歯治療の流れ

1日目

・麻酔をする
・虫歯を削る
・噛み合わせの記録をとる
・仮フタをする

2日目

・セットする
・噛み合わせの調整をする

これは大まかな流れですが、セラミック治療の場合にはここに色合わせの写真を撮る作業などが追加されます。

インレーの種類

保険適応治療の銀歯


銀歯の特徴は強度があることです。
噛み合わせが強く掛かる奥歯には適正な材料ではあります。

しかし銀歯が外れないように過剰に歯を削る必要があったり、使用状況に応じて劣化が早く、再度銀歯の下や境目から虫歯になることが少なくありません。

セラミックインレー


セラミックは陶材といわれる材料から出来ています。
作製される際は高温で焼き上げられ、その美しさと強度はすばらしいものです。
歯と接着させると一体化するので虫歯になるリスクも銀歯に比べ低くなります。
結果として再治療も少なくなり、残った歯を保全出来るのです。

ハイブリッドセラミックインレー

ハイブリッドセラミックインレーはセラミックとレジンと言われるプラスチックが混合した材料になります。
セラミックインレーと共に精度に優れますが、プラスチックの吸水性などを備えていることで色に変化がでてくることがあります。

セラミックインレー治療のメリット


保険適応治療と自費治療は何が違うの?こういった疑問をも持たれる方が少なくありません。
銀歯とセラミックそれぞれがどういう治療をされるのか、またどういう特徴を兼ね備えているのかをまずは理解して頂くことが大切ですので、ここでは保険と自費の違いについてセラミックインレーが再治療を少なくさせる特徴を出しながら説明していきます。
説明もなく銀歯にされてしまったらば歯の将来を考えると残念なことです。

精度が良い


精度が良いということは削った歯に対してぴったりと着いていることが条件となります。
一度失ってしまった歯は二度と戻りませんから、それに置き換わる材料というのは削られた歯に対し段差もなく滑らかであることが大事です。
セラミックはその特徴を有しています。
一方で銀歯ではどうしてもその削った部分とのギャップが生じてしまうのが現状で、食べカスなどが引っかかり残ってしまうのです。

虫歯になりにくい


精度が良いことと関連して、汚れが溜まりにくくなると歯磨きも行いやすくなりますので、虫歯になるリスクも銀歯に比べ大きく下がってきます。
併せて歯科医院で定期的なメインテナンスを行い、歯石やバイオフィルムの除去など日常で落とせない汚れを除去することでさらなる虫歯予防へとつながっていきます。

型とりの材料がよい


型をとる材料にも違いがあります。
保険診療ではアルジネートと言われる安価な材料で行います。
材料の変形もしやすく、精度に劣ることとなります。
セラミックに用いられる材料はシリコンと言われるゴム製の材料です。
固まった後の変形が小さく、エラーが起きにくい材料です。

接着剤(セメント)がよい


保険診療で認可されているセメントは繰り返しの咬む力に耐えうる強度がなく、破壊されて唾液によって溶かされてしまうことがあります。
その隙間に虫歯菌が侵入して虫歯を進行させます。
セラミックで使用するセメントは、確実に詰め物と歯を接着させます。
また力や水分にも強い性質があります。
口の中は様々な温度の物や酸っぱい辛いといった刺激物も入る過酷な環境です。
そこでも維持出来る接着剤がセラミックの特徴です。

製作者の違い


保険診療は残念ながら大量生産のサイクルに回されます。

集められた模型もランダムに配当され、特定の技工士さんを選択することが出来ません。
これは技工士さんの技量により出来上がってくる物の精度が大きく異なることを意味します。
また最近ではコストを下げるために海外へ発注することも増えてきており、目の届かないところで作られていることが多いのです。
セラミックは歯科医院で認めた信頼される技工士さんにお願いすることになります。
相談しながら製作もされるので、自信を持って提供出来るセラミックを作ることができます。

再治療を行うたびに自らの歯は削られ、詰め物から被せ物へと治療が進みます。

それでもだめなら 抜歯となってしまいます。
大事なことは治した歯を再治療させないという考えが非常に重要になります。
もちろん虫歯治療で治した歯はたとえセラミックであっても天然の歯には勝てません。
しかしその後の予後がよいので再治療のリスクが下がってきます。
どのような治療が歯を守ることになるのか歯医者さんとよく相談して治療を選択してみてください。

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