セラミック治療の相談 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

セラミック治療の相談Ceramic

セラミック治療時間と
回数は?

多くの患者さまより治療時間と回数に関して、良く聞かれます。治療する本数や患者さまによって違いますので、一概に何回と答えることはできませんが、おおよその平均的な回数と時間をわかりやすくお伝えします。

セラミッククラウン1本のケース:

1回目:資料採り(写真・レントゲン)(60分)
2回目:説明、削って、型採り、仮歯装着(60分)
3回目:削って、型採り、最終仮歯装着(60分)
4回目:最終的な型採り、仮歯調整(60分)
5回目:セラミック試適(30分)
6回目:セラミック完成(30分)

スムーズにセラミック治療を終了した際に、平均6回の回数がかかります。これ以下の回数に減らすことも可能ですが、回数を減らせば減らすほど手を抜くことにもなりかねませんので、あまりオススメしていません。
また、初めから保険の被せ物が入っていたり、神経のなし・ありによっても回数が変わってきますので、主治医の先生に良く確認するようにしてください。最終的な型採りをするまでに歯肉の状態が良くなければブラッシング指導や仮歯の調整を繰り返すこともあります。

もちろんセラミックの中でもインレーなどの小さな虫歯や銀歯をセラミックに置き換える作業は、2〜3回くらいで終了する場合が多いです。虫歯が深い場合や銀歯が大きい場合は、回数が多くかかります。

銀歯からセラミックに変える方法

セラミック治療した歯の寿命
はどれくらいですか?

セラミック治療をした歯の寿命は、皆さんが気になると思います。このセラミックの寿命に関しては、ドクターにより賛否両論あることも確かです。なのである程度の賛同を得られる解答をお伝えしたいと思います。

セラミックが寿命をむかえる原因としては、割れる欠ける・虫歯になる・歯が折れるなどの3つが考えられると思います。歯周病などで歯が抜けるというケースに関しては、別で考えましょう。

1. 割れる欠ける

通常割れる欠けるは、セラミック後にナイトガードを装着することで、寿命が一気に伸びます。ナイトガードを装着しない患者さまに比べて、装着する患者さまは、約3倍の効果があると言われています。そのため割れる欠けるに関しては、ナイトガード装着で寿命が大きく変わってきます。

歯ぎしりとは

2. 虫歯

定期検診に通いクリーニングやチェックを受けるのももちろん重要ですが、やはり日々の歯ブラシは1番大事になります。毎日食後の3回の歯ブラシをきちんと行なっている方は、お口の中の細菌が増えることが少ないですので、虫歯や歯周病になる方は極端に少ないでしょう。
それに比べて1日1回の歯ブラシでいい加減なやり方ですといくらセラミックは汚れがつきにくいと言っても周りから虫歯になってしまいます。なので今一度セラミックにしたら虫歯にならないという考え方は捨ててしっかりと1日3回の歯ブラシをきちっと行いましょう。そすればセラミックの寿命も長くなります。

セラミック治療で虫歯になる?!

3. 歯が折れる

えっ?セラミックした歯が折れるの?と思われる患者さまもいらっしゃるかもしれませんが、実際に折れてしまいセラミックの歯を持って駆け込んでくる患者さまがいらっしゃいます。また、神経が残っているか?残っていないかでも折れる折れないは、大きく変わってきます。
歯の神経の治療を行い防腐剤を入れてファイバーの土台を入れた歯は、やはり強度が劣りますので折れる可能性があります。神経のない歯の生存率は、約5〜30年と言われており神経のある歯に比べると生存率は下がります。

セラミックの歯の寿命を左右する原因の3つを挙げました。人が作ったものですので生涯を通して壊れないことはありません。人工物ですのでいつかは壊れる運命にありますが、その期間を伸ばすには患者さまの日々のブラッシングやナイトガード装着と歯科医院での定期検診にてクリーニングとチェックを繰り返すことになります。是非、セラミックの寿命を伸ばすように一緒に頑張りましょう。

セラミックの寿命

自分の歯をあまり削らない
方が良いと聞きましたが、
セラミックは削りますか?

セラミック治療は、歯を大なり小なり削ります。歯を削ると元に戻す事ができないですので、できるだけ天然の歯を削ったりしない方が良いです。もし、虫歯などで大きく削ったり・神経の治療を行なって被せ物をする場合は、いずれにしろ歯を削る事になりますのでセラミックの選択をしても保険CADCAM冠を選択しても削るには、変わりありません。

また、保険の銀歯を削ってセラミックに変える場合も、ある程度歯を削る事になりますので、それを理解した上で治療を受ける必要があります。良く銀歯をセラミックにしたら噛んで痛い・しみるようになる現象が起こることがありますが、それはある程度歯を削るからです。

セラミックの中でもジルコニアセラミックは、非常に強度がありますので以前のメタルボンドやe-maxに比べて削る量が少なくなりました。削る量が少ないですので、歯に与えるダメージも相当少なくなりました。金属のクラウンと同等の削る量でセラミックを被せることができますので、時代は進歩したと思います。

もちろん、歯の色などが暗いためにそれを改善する場合は、ある程度削る必要が出てきますので、ケースバイケースになります。総じて言えることは、以前のセラミックに比べて歯を削る量は、少なくなりました。

セラミックはいくらするの?

皆さんが1番気になるのは、ズバリ値段ではないでしょうか?ここではわかりやすくスーツに例えてお話をします。皆さんスーツを仕立てた事がありますでしょうか?スーツやドレスを仕立てる場合、オーダーで凝ればこるほど値段が上がります。これは職人が時間と手間暇をかけて作るので値段も高額となります。

例えると:

・フルオーダー=ジルコニボンドクラウン(15万円+消費税)
・セミオーダー=ジルコニアステイン(10万円+消費税)
・パターンオーダー=ジルコニアクラウン(5万円+消費税)

こんな感じです。スーツやドレスは、職人の手作業が多ければ多いほどフルオーダーとなり値段が上がります。セラミックも同じです!職人=歯科技工士となりますので、歯科技工士の手作業が多ければ多いほど値段が高くなります。
また、歯科技工士さんによっても値段が上下します。やはり良い物を作る自信のある歯科技工士さんの技工料は高いですので、その分セラミックの値段も高くなります。

セラミックの価格

セラミックは保険が
きかないの?

日本の保険制度は、10割の金額のうち3割を自分で負担すれば医療を受けることができるという制度です。セラミックを保険で導入することができないか?我々も何度も夢を見ている制度になりますが、なかなか現実的に無理そうだと思います。

セラミックの被せ物が仮に10万円だとすると国が7万円を負担して3万円を個人で負担することになります。ところが現在の国の財政は、この7万円を負担することができるほど裕福な国ではありません。
皆さんもご存知の通り日本は、少子高齢化が進んでおり医療保険に関してもパンク寸前です。

なぜなら、若い人に比べて高齢の方は、医療費が多くかかりますが、それをさせるだけの若者がいません。そのため、医療保険が高齢者は、1割負担から2割負担へと引き上げられました。それでも医療保険制度は、危機的な状況だと聞きますので、セラミックを保険制度に導入するのは、夢のまた夢なのかもしれません。

セラミックは保険でできる?値段は?

他医院で治療したセラミック
治療をお願いできますか?

他医院で治療したセラミックを治療することは、基本的にはできます。しかし、いくつか問題があることがありますので、注意して下さい。

  1. セラミックの保証が残っている場合、他医院で治療を行った方が安く治療ができることがあります。(通常、歯科医院にもよりますが、セラミックの詰め物や被せ物に保証があり、その期間中に何か問題が発生した場合、不慮の事故や歯科医院からの指示を守り、定期的なクリーニングやチェックを最低でも半年に一度受けていた場合に、無償でセラミックをやり直す、などという制度があります。)
  2. 根の治療を他医院で行い、根に膿が溜まっている場合、退院にて根の治療を再度行う場合があります。(他医院で根の治療を行ってから、セラミックの被せ物をセットして、その後に再度膿が溜まって痛みにより当歯科医院に来院された場合は、被せ物事態の保証などが他医院にありますので、基本的には、他医院で根の治療のやり直しなど行った方が責任の所在が明確となります。)
  3. 他医院で行ったセラミックの色に合わせて、新しい被せ物を製作した際に、同じ色合いに仕上げることが難しい場合があります。(例えば前歯4本のセラミッククラウンが入っていて真ん中の1本のセラミックの被せ物が外れたとします。両サイドのセラミックの被せ物の色に合わせて1本のセラミックを仕上げるのは、色が合わない可能性があります。)
  4. 他医院で土台治療まで行って、当歯科医院でセラミックの治療を行い被せ物が土台ごと外れてきた場合、責任がもてないことがあります。(金属の土台やファイバーの土台が入っており、かみ合わせによって土台が外れた場合は、どちらに責任があるのか?難しくなります。)
  5. 歯根破折を起こした場合(基本的に歯根破折している場合、抜歯となります。そのため、かみ合わせ・その他に問題がある場合は、一度、他医院で診てもらってから、当歯科医院で治療を行う方が責任の所在が明確になります。)
  6. 神経が生きている状態で、セラミックの被せ物を他医院でセットしたのちに痛みが発生して当歯科医院を訪れた。(この場合、被せ物を外さないと神経の治療ができませんので、他医院で神経の治療を行った方が、セラミックの保証が効く場合があります。)

以上のことより、確実なのは、一度他医院に診てもらってから新しい歯科医院を訪れた方が無難な方法となるでしょう。

セラミック後に噛むと痛い・しみる セラミック欠けた
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