一定間隔をあけた治療の必要性
根管の形は複雑で、内部が見えないため、経験的な手探りで、針のような器具を使って根管内を清浄します。そして消毒の薬を入れて様子を見ます。通常は7日前後様子を見て、再度、薬を入れます。少なければ7日間隔で2~3回程度、薬を入れて、完全除菌を目指します。多くて5~6回程度。
歯の根の先端に膿が溜まっていたり、強い痛みを伴う場合は、薬を入れる間隔を7日よりも短くする場合もあります。
根の治療の治療期間は、虫歯の進行状態によって、個人差があります。おおまかに言えば、早くて2週間、長い場合は数ヶ月かかります。
根の治療の流れとしては、歯髄にある歯の神経を抜き、消毒を繰り返して、痛みと腫れがなくなり、完全に細菌を除菌できたと判断した場合に、歯の神経が通っていた根管内に根充材(薬)を入れて、最後は根管を封鎖します。
これらの過程において、最も重要なのは除菌の判断タイミングです。医師の技量が問われます。
根管の形は複雑で、内部が見えないため、経験的な手探りで、針のような器具を使って根管内を清浄します。そして消毒の薬を入れて様子を見ます。通常は7日前後様子を見て、再度、薬を入れます。少なければ7日間隔で2~3回程度、薬を入れて、完全除菌を目指します。多くて5~6回程度。
歯の根の先端に膿が溜まっていたり、強い痛みを伴う場合は、薬を入れる間隔を7日よりも短くする場合もあります。
消毒の薬を何度か反復して入れる治療を焦ってしまうと、よくありません。細菌は完全に除去しないと、再発の可能性が高くなります。薬によって細菌の量が激減し、痛みや腫れがいったん消えても、細菌が少しでも残存していると、やがてむくむくと痛みだします。
痛みはそれほどないけれど、歯茎の一部がぷくっと腫れて、触ると痛みがあるという場合、歯の根の部分で炎症を起こしている可能性が高いです。
だから、念には念を入れて慎重に除菌ができたら、再感染しないように根管を封鎖して、クラウン(冠)をかぶせる治療に移ります。 クラウンをかぶせた後に痛みだしたら厄介ですから、根管内に根充材(薬)や樹脂をつめて封鎖した後も様子を見て、慎重に治療を進めます。