ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミック:イメージ

ジルコニアセラミッククラウンは、メタルボンドの内面の金属の代わりに、ジルコニアを使用したものです。
主原料である酸化ジルコニアはその驚くべき強度が注目され、産業界ではスペースシャトルの耐熱タイルやF1のブレーキシステムの部品に採用されてきました。
また、人体に対する安全性(生体親和性)もこの素材の特長で、整形外科の分野では人工関節の材料として活用され、象が踏んでも壊れない強さと、曲げに強いしなやかさがあります。

金属を一切使用しないため、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどの心配が無く、強度も強いので、奥歯やブリッジに使用することも可能です。
また、審美的にはオールセラミッククラウンに多少劣るもののかなり綺麗で、土台の金属(コア)の色が透けるのを防ぐ「マスキング効果」が優れているため、ケースによってはオールセラミックよりも審美的に仕上げることができます。
表面が滑らかで汚れにくく細菌の付着が少ない点も大きなメリットといえるでしょう。

ジルコニアセラミックのメリット

1天然歯に合わせた色調を再現できる
2色が歯に似ているので見た目が良い。
3光の透過性が天然歯と近いため、どんな場所でも自然に見える
4年月が経っても変色しない
5金属を一切使用しないので、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどの心配がない。
6仮止めで様子を見ることができる。(オールセラミッククラウンは基本的に仮止めができません)
7ジルコニアは割れにくく、ほとんどの部位に使用できる。
8鉄などの金属よりも硬く、世界で一番硬い鉱物である天然ダイヤモンドに次ぐモース硬度がある
9従来のオールセラミック(60~80MP)と比較して10倍以上の硬さ(900~1,200MP)がある
10金属のフレームを使わないため、歯ぐきとの境目に黒ずみ(ブラックライン)が出ない。
メタルボンドのように金属をフレームに使うと強度が高まりますが、時間が経つと歯と歯ぐきの間に黒ずみ(ブラックライン)が現れます。さらに光が当たったときに歯の中心部分が薄暗く見え、特に前歯は天然歯との違いが目に見えてわかってしまいます。これを解決したのがジルコニアです。金属を使わなくても優れたな強度があり、素材そのものの光の透過性に優れているので、例えば晴れた空の下で思い切り笑っても天然歯との違いがわかりません。
11人体によくなじみ、無害な成分である(生体親和性に優れている)金属を一切使用していない(メタルフリー)
12金属の中でも安全といわれているチタンと比較して、細菌の付着を抑制できる

ジルコニアセラミックのデメリット

1色調はオールセラミッククラウンに劣る。
2歯を削る量が比較的多い。
3長期的予後については、まだはっきりとは分かっていない。
4将来的に歯茎が下がって、歯と歯茎の境目が見えてくることがある。
5ジルコニア自体が割れることは非常にまれだが、ジルコニアを覆っているセラミック(陶器)の部分が割れることがある。
6保険外の治療なので、値段が高い。

ジルコニアセラミッククラウンの症例

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