1. 医療情報の一括化
(健診結果、処方薬情報)
(確定申告の際の
医療費控除簡略化にも)
マイナ受付の専用サイト(マイナポータル)では、「特定健診情報」「薬剤情報」「医療費」の閲覧ができます。
当院では、マイナンバーカードを
カードリーダーにかざすだけで
保険証の代わりになる
マイナ受付を開始しています。
2022年10月現在、すべての対象医療機関や薬局で適用されているわけではありませんが、政府はマイナ保険証を2024年秋には義務化するとしています。これからは医療機関では保険証ではなくマイナンバーカードを提示することになるでしょう。
様々なサービスに利用
マイナンバーカードとは、マイナンバーが記載された顔写真付きのカードです。
運転免許証のようなプラスチックのカードに氏名や住所、生年月日、性別などが表示されており、本人確認書類としても活用できます。
また、ただの本人確認書類ではなく各種自治体サービスやe-Tax等の電子証明書を利用した電子申請等、様々なサービスにも利用できます。たとえば確定申告をする時の書類やコンビニで住民票の写し、印鑑登録証明書などの公的な証明書の取得が可能です。
出典:内閣府「マイナンバー 社会保障・税番号制度 民間事業者の対応」(令和2年3月版)
保険証代わり
マイナ受付とは、対象の医療機関や薬局で保険証の代わりにマイナンバーを利用できるというものです。マイナ受付のステッカーやポスターを掲示している医療機関や薬局で利用でき、当院もマイナ受付の対象医療機関です。
使い方は簡単で、専用のカードリーダーにマイナンバーカードを挿入して暗証番号と顔認証で本人確認を行います。薬剤情報と特定健診情報の閲覧に同意するだけで、保険証を提示せずに医療機関や薬局を利用することができます。
また、専用サイトであるマイナポータルでは過去の薬剤情報や特定健診情報を閲覧することもできますので、これまで受診時に持ち歩いていた「お薬手帳」も不要になるのがメリットです。
5つのメリット
マイナ受付の専用サイト(マイナポータル)では、「特定健診情報」「薬剤情報」「医療費」の閲覧ができます。
これらの情報は確定申告時の医療費控除や健診結果、処方薬情報が簡単に分かります。マイナポータルから自動入力ができるようになるため、医療費控除のメモやExcelへの記入などをする必要がなくなります。
健診結果、処方薬情報はWeb上でいつでも確認することができ、特定健診等情報の自分の身体にかかわる知っておくべき情報などもすぐにチェックできる点がメリットです。
マイナ受付はタッチパネルに同意をすると医療機関に過去の健康状態の結果や薬の情報も共有されるため、医療現場での受付や情報共有が円滑化します。
過去の薬や特定健診等のデータが自動で連携されるため、口頭で説明する必要がなく、患者さまのデータを医療従事者が見たうえで診察・薬の処方をすることで、より良い医療の提供につながります。
さらに、余計な採血や薬の処方などを防ぐこともできるというメリットがあるのです。自動受付なので人との接触も最小限で、マスクや帽子、メガネをしていても、車いすに乗ったままでも顔認証が可能です。
マイナンバーカードを健康保険証化しておけば就職・転職・転居しても継続して使用することができます。
従来の保険証であればわざわざ住所変更をして、再発行する必要がありましたが、マイナンバーカードではそのような手続きもWeb上で簡単に済ませることができます。また、協会けんぽなどの保険者に健康保険申込の手続きをするだけで引き続きマイナンバーカードを保険証代わりとして使えるのです。
国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入している方は、定期的な被保険者証の更新が不要になる点は非常に魅力的と言えるでしょう。
マイナンバーカードは窓口でも限度額以上の医療費の一時支払いが不要になります。
これまでであれば限度額適用認定証を事前申請し、認定証が届いた後に医療機関の受付に提示する必要がありましたが、マイナンバーカードがあればカードリーダーで同意をするだけで限度額を超える支払いが免除されます。
マイナンバーカードは急な入院、出産で多額な支出が発生した時でも一時支払いの負担がなくなる便利なカードなのです。
現在医療機関にかかる場合は病院の診察券、保険証、お薬手帳などを持参する必要がありましたが、マイナ保険証に一本化することで、マイナンバーカードのみを持参するだけでOKになります。
ここまでご説明したように、マイナ受付には多様なメリットがあります。
当院でもマイナ受付が可能です。是非ご利用ください。