渋谷歯科の麻酔へのこだわり【3ステップ麻酔】 | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

渋谷歯科の麻酔へのこだわり【3ステップ麻酔】Pain Less

渋谷歯科 麻酔へのこだわり

渋谷歯科では、麻酔に非常にこだわりを持っています。

渋谷で開業して約20年経ちますが、ずっとどうしたら痛みを最小限に抑えて麻酔が打てるのだろう?と考えて来ました。麻酔の薬や針や機器も進歩しています。

最近では、麻酔の針を使用しない噴射式の麻酔器も発売されました。新しい技術や機器を取り入れた渋谷歯科こだわりの麻酔をご紹介いたします。

注射針は世界最細の35G

最細の35G注射針:針寸法
0.23㎜/直径、12㎜/長さ

現段階で1番細い針を使用しています。

世界最細35Gとは、どれくらい細いのか? 35Gの針は、1型糖尿病の患者さんがインスリンを自己注射する際の針と同程度の細さです。 10年前に使用していた針は点滴の針(27G)と同じ太さでしたので、現在は半分程度になりました。

針が刺す抵抗値

サイズ 刺通抵抗値(N)
33G 0.375N
35G 0.445N

先端の角度は9°で非常に鋭く、シリコンコーティングされているので、痛みの少ない麻酔が可能です。2〜3年前に使用していた33Gよりも穿通抵抗値が15%低下しました。

針が細くなれば圧がかかるのでは?

針が細くなると、注入する圧を強めなければ麻酔液が入っていかないのでは?と思われるかと思いますが、実は内径は33Gと同じです。そのため、従来の針の使用時と注入圧は変わらないのです。

電動麻酔器(アネジェクトⅡ)

電動麻酔器の1番の利点は、麻酔液を一定に注入できる点です。

痛みを感じるのは、粘膜下に圧がかかるときです。電動麻酔器は、急な圧がかからないよう注入速度をコントロールすることができます。

また、この電動麻酔器はメロディーが流れます。6種類の中から選択できますので、患者さんの不安や恐怖心を和らげることができます。 麻酔液を入れるカートリッジも取り替えることができますので、滅菌処理をし清潔な状態を維持することが可能です。

注射前には表面麻酔

渋谷歯科では、注射前に表面麻酔を使用しています。

 

ゼリーを塗布することにより粘膜の表面が麻痺し、麻酔の針を刺す際のチクッとした痛みを軽減することができます。

歯科用麻酔液保温機

麻酔液を注入する際、液の温度が低いと痛みを感じやすい傾向にあります。体温と同じ36度程度の麻酔液を一定の速度でゆっくり注入すると、痛みを感じにくくスムーズに注入することができます。

 

渋谷歯科では歯科用麻酔液保温機を使用し、液の温度に配慮しています。

魔法の掛け言葉

痛みを最小限に抑えて麻酔を行うために、企業秘密でありますが、渋谷歯科では掛け声を考えました。

この掛け声に合わせて麻酔を打つと、不思議と痛みが軽減できるのです。  魔法の掛け言葉ってなんだろう?気になりますよね。結構、考えて作っています。

3ステップ麻酔とは?

歯科医院での治療で一番嫌なことは何ですか?と質問をすると、多くの患者さんが麻酔と答えます。渋谷歯科では麻酔をできるだけ痛みを抑えて打つために、様々な工夫をしてきました。

そこで最終的に行き着いた方法が、3ステップ麻酔です。痛みを最小限に麻酔を打つには、現在のところこの方法が一番と考えています。

1ステップ麻酔(表面)

1ステップ目として、表面麻酔(ゼリー)を治療を行う歯の近辺の粘膜に塗布します。

粘膜の表面が麻痺することで、麻酔の針を刺す際の痛みが軽減されます。

2ステップ麻酔(浅部)

2ステップ目として、歯の周囲の浅部に麻酔を行います。いきなり麻酔の針を深部に刺すのではなく、まず浅い部分に打つのがポイントです。

まずは浅部に半分麻酔液を溜めて、徐々に周辺に麻酔が効いてきてから深部に打つと痛みを感じにくく、また麻酔が効きやすいです。

3ステップ麻酔(深部)

最後に深部です。歯と歯ぐきの間の歯根膜を狙い、麻酔を打ちます。

痛みを最小限に抑えて歯根膜に麻酔を打つために、前述の2ステップを踏んでいます。

針のいらない噴射麻酔も登場

針を使用しない噴射麻酔が最近登場しました。これによりチクッという針の痛みがなくなると思うと非常に患者さんの負担が少なくなると思います。
実際に使用してみると、注入する際に若干勢いがあるため衝撃が気になるところです。今後の改良に期待しています。

最後に

患者さんへのお願い

痛みを最小限に抑えて麻酔を行うためには、ゆっくり時間をかける必要があります。そのためにも、遅刻やキャンセルはご遠慮いただきますよう何卒お願いいたします。

診療時間が限定されると、表面麻酔の塗布や麻酔液の保温、3ステップ麻酔を十分に行うことができません。

我々もできる限り診療時間内に処置が終わるよう努力いたします。皆さんにもご協力いただきますよう、お願いいたします。