症例1. 横に生えている親知らず
横に生えている親知らずを抜歯する場合は、それなりの経験が必要になります。口腔外科出身のドクターは、親知らずの抜歯を若い時に多く経験をしていますので、真横に生えている親知らずを抜歯することが、非常に得意です。
なぜ、親知らずを口腔外科で抜くかといいますと、歯肉を切開したり、縫合したりと口腔外科の技術が必要になるからです。 この技術をマスターしている口腔外科のドクターにとって、親知らずの抜歯は朝飯前になります。
「外科的な処置」で治療
口腔外科(こうくうげか)とは、口の中にある、歯や歯茎、舌、粘膜、顎、唇、唾液腺のほか、顎の骨、顎の関節など顔の周りの口腔に部位に生じた病気を、「外科的な処置」で治療する診療科です。
例えば、親知らずの抜歯や口内炎・舌がん、顎関節症などは口腔外科で治療します。
その中で、口腔外科を標榜している歯科医院は、親知らずの抜歯や口腔粘膜疾患などの外科的処置を得意とした歯科医院になります。医者の場合、内科、外科、産婦人科、眼科、耳鼻科などなどと様々な科に別れていますが、歯科においても、様々な専門の科に別れています。
口腔外科の標榜横に生えている親知らずを抜歯する場合は、それなりの経験が必要になります。口腔外科出身のドクターは、親知らずの抜歯を若い時に多く経験をしていますので、真横に生えている親知らずを抜歯することが、非常に得意です。
なぜ、親知らずを口腔外科で抜くかといいますと、歯肉を切開したり、縫合したりと口腔外科の技術が必要になるからです。 この技術をマスターしている口腔外科のドクターにとって、親知らずの抜歯は朝飯前になります。
準備中
親知らずが下歯槽神経に近い場合、通常の歯科医院では親知らずの抜歯を避けて、大学病院口腔外科に紹介状を書いて治療を依頼をすることがあります。
親知らずが、歯の神経に近接している場合は、親知らずの抜歯で神経麻痺を起こす可能性がありますので、口腔外科を得意とする歯科医院や大学病院に紹介する流れです。
真っすぐ生えている親知らずは、通常の歯科医院で抜歯することが多いです。しかし、真っすぐ生えている親知らずでも、歯肉が被っていたり、骨が覆っていたりする場合は口腔外科に依頼する場合があります。
真横に生えている親知らずでも、歯の神経に被っていない場合は、通常の歯科医院でも抜歯することが可能です。
この場合、歯肉の切開や剥離や骨の開削などの口腔外科のある程度、技術を必要とします。口腔外科の経験の少ないドクターは、大学病院などに紹介します。
上あごの親知らずを抜去する際に、気をつけなければならないのは、上顎洞に近接している親知らずです。
この親知らずを抜去する際に、ミスをすると上顎洞に親知らずが迷入してしまい。口腔外科で除去する必要があります。
歯科医師が実際に口腔内の視診をし、どのような治療が必要になるかをご説明します。スケジュールを含めてしっかりと治療計画を決めます。もし痛みが強い場合には、その痛みを取るための治療を当日に行うこともあります。
骨の中に埋まっており、骨の開削が必要な場合、口腔外科に紹介状を書きます。完全に骨に埋まっている場合は、歯肉を切開・剥離を行なってから、骨を削って親知らずを抜歯しなくてはならず、特殊な技術が必要となります。
矯正治療を行うにあたり、健康な歯を抜く必要がある場合があります。そうした抜歯を便宜抜歯と呼びます。
基本的に矯正治療のための抜歯の場合、親知らずや、上下左右の第一小臼歯、第二小臼歯と呼ばれる歯のいずれかが対象です。
また、虫歯などでの抜歯ではなく矯正治療目的のため、保険が効かず自由診療となります。
年齢・性別 | 30代・男性 |
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主訴 | 上下左右4番、矯正治療のための便宜抜歯 |
親知らずの 生え方 |
斜めに生えた親知らず |
抜歯時間 | 1日 |
抜歯費用 | 合計:26,400円 ・内訳 便宜抜歯:6,600円×4本 (2022年11月現在) |
抜歯内容 | 上下左右4番の便宜抜歯 |
治療方針 | 矯正のための抜歯で矯正医からの指示通り行いましたので、今後は矯正治療へと戻ります。 |
リスク・副作用 |
・抜歯後、お口を強くゆすぎすぎてしまい、ドライソケット(血餅が剥がれてしまい、強い痛みや感染してしまう症状)になってしまう可能性もあります。そのため抜歯後は優しくおゆすぎください。 ・抜歯箇所を舌や指で触ってしまうと、出血や感染の原因へとつながります。 ・今回は上下左右4番の4本同時抜歯だったため、その後のお食事がしにくくなってしまう可能性があります。 |
特記事項 | 上記でもお伝えしたとおり、上下左右4番の同時抜歯だと傷口をかばえる部分がなくなるので、お食事がしにくくなる可能性があります。そのため通常では痛みやお食事を懸念して左右に分けての便宜抜歯が通常です。 |
担当者所見 |
しかし、今回の患者さまは、食事しにくさや痛み等も了承の上で4本同時抜歯となりました。 また今回は生え方もまっすぐ生えていたことにより、同日で行えましたが、場合によっては一度に抜くことができないこともあります。 他院にて矯正を行うが、その医院では抜歯ができない方も多くいらっしゃいます。そういった場合、当院で便宜抜歯をされる方は、必ず矯正医の紹介状を必ずお持ちください。 |
年齢・性別 | 40代・男性 |
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主訴 | 左上4番 |
治療内容 | 矯正をするために歯を抜いていきました |
治療期間 | 1日 |
抜歯費用 | 自費治療 6,600円 (2024年4月現在) |
抜歯内容 | 上下左右4番の便宜抜歯 |
治療方針 | 矯正をするために歯を抜いていきました。 下の前歯のでこぼこや上の前歯の並びをきれいにして白い被せものに変えていく予定です。 |
リスク・副作用 | 麻酔が効いているので麻酔がきれるまでは感覚がありません。 食事などは火傷をしやすいため気をつけてください。 |
特記事項 | 抜いたところが気になると思いますが、舌でさわると出血したり感染する恐れがありますので刺激しないようにしてください。 |
担当者所見 | 特に問題なく順調です。 |