よくある質問-インプラント | 渋谷歯科 | 平日夜7時半・土日も診療の渋谷の歯医者

インプラントのQ&AQ and A

カテゴリー:
インプラント

インプラントとは
どういったものか?
歯の欠損補綴に対する治療の1つの選択肢です。インプラントの利点としてブリッジや入れ歯と比較して、
①隣接歯など周りの歯を削る必要がない
②隣接歯など周りの歯に負担をかけない
③今ある歯と近い咀嚼能力
④装着感に異物感が少ない
⑤かみ合わせの安定
などが挙げられます。

欠点としては外科処置であること、長期間の治療、高額の治療費、他の治療と比べて危険リスクが高いなどが挙げられます。この点を踏まえて、インプラント治療を行うかどうかを患者様としっかり相談しながら決定していきます。

治療の流れはおおまかに検査、治療計画の説明・同意、1回目外科処置(インプラント体を骨への埋入)、2回目の外科処置(アバットメントの連結)、仮歯のための歯型取り、仮歯のセット・調整、最終的な上部構造のための歯型取り、上部構造のセット・調整となります。

1回目の外科処置から2回目の外科処置を行うまでの期間は処置内容にもよりますが上顎のインプラント埋入の場合は半年、下顎のインプラント埋入の場合は2〜3ヶ月かかります。また骨が吸収してなくなってしまった部分に人工骨を入れる処置をした場合も6ヶ月はかかってきます。全体的にも6ヶ月〜12ヶ月かかります。
インプラント
治療に年齢制限はあるの?
骨の成長は18歳位で止まりますのでそれ以降であれば、治療を受けられます。高齢者は80歳位までと言われています。
インプラントを骨に埋め込んで、身体に影響はありませんか?
骨に埋め込むインプラントの材質はチタンという金属で、生体活性材料と言われ、骨に馴染みやすく、一般的には身体に影響はありません。金属アレルギーの殆どの方は大丈夫ですが、チタン・アレルギーの可能性がある場合は事前にアレルギーテストを行います。
インプラントで、天然歯と同じように硬い物も噛めますか?
天然歯と同じように噛めます。人工の歯根を骨に埋め込んで、歯根を再現し、天然歯に近似した状態になります。
インプラントの耐久年数は?
半永久的なものです。ただし、長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要です。
インプラント治療後のメンテナンス
インプラントは長期間
使い続けることはできますか?
もちろんできます。しかし長期間使用するためにはメンテナンス、定期検診が非常に大事になってきます。

重要なのはセルフケアとプロフェッショナルケアです。セルフケアとは自身で毎日行うブラッシングなどの口腔ケアです。
インプラントは虫歯にはなりませんが歯周病にはなります。歯周病は歯や歯ぐきの周りにプラーク(食べかすなどの汚れなど)に停滞することにより歯茎が腫れてしまい、歯周病菌が繁殖して歯ぐきの中に侵入して歯周組織に悪影響を与え、最終的に顎の骨が溶けてしまう病気です。 インプラントも顎の骨に結合する治療なので歯周病菌が繁殖してしまうと歯ぐきの腫れてしまったり、痛みを伴い最悪の場合、インプラントが脱離してしまうこともあります。そのためにプロフェッショナルケア、メンテナンスが必要になります。

2,3ヶ月に1度に来院し歯ぐきの検査や歯石取り、ブラッシング指導を行います。患者様に合ったブラシや歯磨き粉、うがい薬を提案し長期間インプラントがもつように心がけています。1年に一度レントゲン撮影を行い、問題がないかも確認致します。
また歯ぎしりや食いしばりがある方に対してはマウスピース(ナイトガード)の装着をお願いしております。
歯ぎしりは寝ている時に自分の体重の1.5倍以上の力がかかっていますのでインプラントにも負担がかかってしまい、破損してしまう可能性があるからです。定期検診の際にご不明点などありましたら、遠慮なく質問してください。一緒に解決していきます。
インプラント治療後のメンテナンス
インプラントを入れたら、
もう虫歯にはなりませんか。
インプラント自体は虫歯にはなりません。でも、歯磨き等の手入れを怠ると、インプラント周囲炎という歯槽膿漏になる場合があります。これは、インプラントに限らず、すべての歯と歯茎の問題です。
インプラントのセラミック人工歯は珈琲等の色素に染まりますか?
天然の歯は変色しますが、セラミックの人工歯は変色しません。
歯が全然なくてもインプラント治療ができますか?
骨量さえあれば、可能です。また、骨を増やす治療(サイナスリフトや骨移植)を行ってからインプラント治療する方法もあります。
内臓疾患がある場合、
治療は受けられますか?
疾患の程度によります。糖尿病、腎臓、肝臓、心臓疾患、喘息、高血圧等の方は、担当医と相談の上になります。
歯がぬけたまま放置すると
どうなるの?
歯が抜けてしまうと抜けた部分の歯茎は痩せていき顎堤(歯があった顎の骨)が吸収してなくなっていきます。

そして隣接の歯がそのなくなった部分に傾斜移動(歯が倒れてくること)や対合歯(かみ合わせの反対側の歯)が挺出(歯が対合側に伸びてくること)することにより抜けた部分のスペースが埋まります。
それに伴い、かみ合わせが変化して、歯軸に対しての力が変わってしまい、歯にかなりの負担がかかり、歯や歯周組織に影響してしまって虫歯や歯周病のリスクが上がってしまいます。また顎関節への影響もあり顎関節症を発症を起こしてしまいます。

これらのことにより咀嚼能力が健常者に比べて低下すると同時にQOLも低下してしまい、健康長寿に影響を及ぼします。
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