渋谷の再開発

渋谷の再開発

渋谷の街が大きく変わっていこうとしています。2010年はHMVが閉店し、2012年には渋谷ヒカリエが登場。そして2013年3月には、東横線渋谷駅地上駅が地下へと移設されました。

都の再生本部、渋谷区、民間事業者の官民一体となっている再開発計画ですが、今後どのようなことが計画されているのでしょう?

「渋谷駅中心地区まちづくりガイドライン2007」によると渋谷の課題は4つあるそうです。それが再開発によってどのように変わるのか、ポイント毎にまとめてみました。

1)多数の鉄道が結節し、多くの集客数がある

渋谷駅は多数の鉄道により集客数も多くありますが、そのせいか中心地区では混雑しがちです。そこで、駅の再編事業が計画され、鉄道の整備が進められることとなりました。

2)谷地形や坂道空間の存在

渋谷地区の高低差がある地形のせいでターミナル拠点が狭くなっています。この高低差を無くし、バリアフリーな空間を新たに創り出すことが混雑を解消するためには必要です。

そこで、四階層に及ぶスカイデッキの構想が出来ました。上下横方向への動線を結節する敷地・建物空間である「アーバンコア」の発想です。

この『アーバンコア空間の確保』が、東横線渋谷駅地下化の理由のひとつなのだそうです。

3)ハチ公広場のような来街者が憩い、たまれる空間の圧倒的な不足

混雑しがちだった「たまり場」を広げ、地上にある坂道や路面店の賑わいが促進されることにより、歩行者の新しい回遊空間を作り出します。

都市部の緑化やヒートアイランド現象への対策も兼ねた企画として、植え込み等の水撒きで地面を冷やし、背の高い木を植えて木陰を作り出そうという動きもあります。スカイデッキのような開放感のある空間に木陰やちょっとした緑があると気持ちも和みますし、歩行者にとっては途中で休憩も出来る、憩いの場になりそうです。

4)国道246号線がまちを分断

現在の渋谷は国道246号で南北の流れが分断されています。駅と中心市街地を結ぶ鉄道横断デッキの回廊が完成することで、よりスムーズな行き来ができる様になるでしょう。

冒頭にあるように、2013年3月15日には東急東横線渋谷駅が地下へ移設、地上駅は約86年にもなる歴史の幕を閉じました。

銀座線及び山手線では、ホームの島式化や乗換えコンコースの規模拡充などを予定していたり、埼京線のホームを移設して山手線と並列化することも計画されています。

渋谷地区では「スカイデッキ構想」による都市基盤の整備や、駅及び鉄道改良のための「鉄道再編と駅舎移設」など、様々な開発計画が集中しています。実現すれば中心地区の混雑は解消されるでしょう。

総合的な都市再開発に関連した鉄道の再編成・整備は長期に渡ります。街が変わっていくのは少し寂しくもありますが、渋谷のまち全体が変わろうとしている現在、どのような展開で改変がされていくのか気になるところです。

関連記事