ブラキシズム

ブラキシズム

歯ぎしりと聞くと、睡眠中に限定した症状と思う人が多いようですが、歯科では、意識、無意識を問わず、また昼夜を問わず、上下の歯をこすり合わせてしまうことを歯ぎしりと言い、専門的な用語ではブラキシズムと言います。

ブラキシズムは咬合神経症とも呼ばれます。

Bruxism(in English)   Bruxism2(in English)

ブラキシズムの主な動作としては、グラインディング、タッピング、クレンチングがあります。

グラインディングは歯と歯を横の動きでこすり合わせ、タッピングは歯を小刻みにカチカチ鳴らし、クレンチングは歯と歯を上下押しつけて強く噛みしめる、食いしばる動作です。

基本的にグラインディングとタッピングは音が出ますが、クレンチングは音が出ません。

睡眠中の無意識下でのブラキシズムへの対処法としては、ナイトガード(マウスピース)を歯に装着して歯ぎしりの緩和予防をします。

ブラキシズムの治療において、最も普及しているのがナイトガードで、歯科医院で歯の型をとり、患者様の歯並びに合わせたナイトガードを作製します。

例えば、友人との旅行時にナイトガードを携帯し、就寝前に装着すれば、歯ぎしりの音を軽減できます。

覚醒時のブラキシズムに関しては、一種の習癖なので、意識、無意識を問わず、自分がブラキシズムによって歯を傷めているという自覚がまず必要です。

自覚して、少しでも意識に引っ掛かる歯ぎしりを途中で制止するなり、歯ぎしりをしたくなる衝動を抑制する努力が必要です。

ブラキシズムの原因ははっきりしませんが、様々なストレスが原因と考えるのが主流です。

治療方法としては、そのストレスを少しでも緩和、解消させるバイオフィードバック療法があります。

緩和時と緊張時の血圧、心拍数、皮膚の温度、脳波等を測定し、数字上の差異からストレス軽減やリラックスのコツをつかむ訓練をします。

反復して訓練することで、ストレスをコントロールできるようにする療法です。

歯の噛み合わせがブラキシズムの原因と考えられる場合は、歯を削ったりして問題を取り除く治療が必要です。

 

他、筋弛緩薬や降圧剤を投与することでブラキシズムを緩和させる薬物療法がありますが、日本では殆ど行われていません。

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