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お口の健康を保つために、思春期前に身につけておきたい習慣をチェック!

1. 思春期のお口の中の変化

思春期になると子供たちに何が起きるでしょうか?
大きく分けて身体に変化、生活環境、心の変化がありますね。

思春期前に身につけておきたい習慣

それでは思春期に、お口の中でどのような事が起こっているのでしょうか?

1-1. 虫歯や酸蝕症

間食が増え、いわゆる「ちょこちょこ食べ」など思春期特有の生活習慣に関連して虫歯リスクが高まります。
特に外出時に酸性飲料をペットボトルで持ち歩いたり、運動時にスポーツ飲料を頻繁に摂取したりすることで酸蝕症も起こりやすくなります。

虫歯や酸蝕症

1-2. 歯肉炎(歯周炎)が増える

思春期になると、歯石沈着や深い歯周ポケットを有する子どもも増えてきます。

歯肉炎(歯周炎)が増える

1-3. 不正咬合・顎関節症が増える

永久歯への交換により歯並びや嚙み合わせの問題が生じやすくなります。
顎関節の症状を訴える子どもも徐々に増加し、これには生活習慣や精神的ストレスなどの関与も考えられます。

顎関節症が増える

このように、永久歯への交換が11~12歳頃に終わり、14~15歳で第二大臼歯が完全にはえ出し、永久歯咬合の完成を迎えることで、学童期に比べてお口の状態は比較的安定するはずですが、思春期では問題が多発します。

これは、大人へと成長する過程の大きな変化によって、生活の管理がおざなりになることが一つの要因です。

小学生の時は保護者の管理があった子どもが管理下から離れてくると、お口の問題が起こりやすいのです。

まずは日々の習慣が正しいのか、チェックする事が大切です。

2. 習慣チェックリスト

お口の健康を保つための習慣は、大きく分けて3つあります。

2-1. セルフケアの習慣

  • 子どもが親にに言われなくても自主的にブラッシングを行っているか
  • 子どもが自分で選ぶ間食や飲料が甘味物や甘味飲料に偏っていないか

セルフケアの習慣

幼児期までは保護者任せだったお口の中の衛生習慣が自分で行えるようになるとともに、徐々に子どもの自覚と実践に任される時期です。
ご両親に言われなくても自分から磨くんだ、というようなセルフケアへの自覚や意識を持っていることが大切です。

2-2. 正しいブラッシングの習慣

  • 食後に確実にブラッシングをしているか
  • きちんと時間をかけて磨いているか
  • 歯ブラシだけでなくデンタルフロスも使っているか
  • 実際にきちんと磨けているか
  • 自分の歯並びの状態に合ったブラッシング方法を獲得しているか

正しいブラッシングの習慣

朝食後と夕食後、または就寝前のブラッシングが習慣化されていることが大切です(昼食後は学校によっても方針が違うためブラッシングの実施が難しい面があります)。
また、乳歯から永久歯への交換が進み、歯列・咬合の個体差が大きくなります。
自分の歯並びの状態に合わせたブラッシングのやり方を工夫し、習慣にする必要があります。

2-3. 正しい食習慣

  • 朝食をきちんと食べているか
  • 夕食げ不規則でないか、間食や夜食が多くなっていないか
  • 間食や飲料が糖分の多いものに偏っていないか
  • ジュースやスポーツ飲料を水代わりに飲んでいないか

正しい食習慣

小学生も高学年になると部活や塾などで忙しくなり、夕食も家族と一緒に食べられない場合もでてきますね。
食生活の面でも少しずつ親の手を離れて子ども同士で間食や飲料などを購入する機会が増えてきたときに、子供が自分の健康に良い食べ物や飲料を選べる知識と意欲が必要です。

3. 子どもへ効果的なアプローチ法

子ども自身の意識を高めることができるよう、歯科医院でも取り入れている習慣定着のために子どもへ効果的なアプローチ法には以下のような話しかけがあります。

  • アスリートは歯が命!
  • お口がくさいのは嫌だよね?
  • 虫歯は早く見つけて治せば、実はほとんど痛くないよ
  • 酸が歯を溶かすって知ってる?
  • 酸性の多い飲み物はコーラやカルピスやスポーツ飲料だよ
  • おやつによって虫歯のなりやすさが違うんだよ
  • 寝ている間は虫歯菌が増えやすいから夜は必ず磨こう
  • 歯磨きにもテクがあるって知ってた?

 子どもへ効果的なアプローチ法

4. まとめ

…以上のように、食生活は保護者の協力が不可欠です。

食生活の面では、小学生の頃はまだ親の管理下にある部分が大きいといえます。
ですから、保護者の協力なくして、食生活の改善やよりよい食生活の定着は実現できません。

食生活は保護者の協力が不可欠

国の食育推進基本計画の中でも「家庭ににおける共食」や「よく噛んでゆっくり食べること」が推奨されています。
「孤食(一人で食べる)・子食(子どもだけで食べる)」だと、早食いや丸のみや流し込み食べなどのあまり噛まない食べ方になりがちです。

家族で一緒に食事をする機会をできるだけ増やしたり、夕食はテレビを消して家族で話をしながらゆっくり食べて、よく噛むことを親子で実践することがお口の健康を保つために良いことと言えるでしょう。

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